大阪・国際美術館で「ヴォルフガング・ティルマンス」、「他人の時間」の2つの展覧会が同時開催

「ヴォルフガング・ティルマンス」の本格的な個展は実に11年ぶり
  • 「ヴォルフガング・ティルマンス」の本格的な個展は実に11年ぶり

大阪市北区中之島にある国立国際美術館では7月25日(土)~9月23日(祝)まで、「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」および「他人の時間」の2つの展覧会を同時開催する。

ヴォルフガング・ティルマンスは、イギリスのターナー賞も受賞した国際的に活躍しているドイツ出身の写真家。彼が旅する途中の日常で見つけた現代のさまざまな問題を、写真を通して直接的でなく間接的に我々に問いかける。本展は大阪のみでの開催となり、この理由を担当学芸員の植松由佳さんは「ティルマンスさんが旅をする中で見つけたように、観賞する方も大阪まで旅をして、その中で写真のイメージから何かを掴んでほしい」と述べた。

地下2階展示室全体を使って開催される今回の展覧会は、資料を含めると200点近くが展示され、またこれまで出版されたティルマンスさんの写真集すべてを陳列している。大規模な個展としては11年ぶりとなる。

同時に開催される「他人の時間」は日本、シンガポールの美術館など4つの機関による共同主催。「他人」の時間と向き合う手がかりとなる作品を紹介し、自分と「他人」をつなげる、または分け隔てるものは何であるかを問いかける。アジア・オセアニア地域から、若手作家を中心とした12か国20名の34作品が展示される。「巡回展となっているが、開催する場所によって内容やレイアウトは変更されるので、それぞれの会場では違った印象になる」と今回の展覧会でキュレーターを務めた橋本梓さん(同美術館学芸員)は語った。

一般公開日の前日7月24日(金)に記者発表会が行われ、山梨俊夫同美術館長は「二つの展覧会を、全館を使って同時に開催するのは初めて。どちらも現代社会の問題にするどい観察眼を持っており、深い意味を持つ作品が集積された」とあいさつした。

両展覧会とも会期中に、アーティスト・トークやギャラリー・トークなど関連イベントが多く開催される。作品解釈の手助けになるであろうこれらのイベントにも参加してみよう。

【取材・文=関西ウォーカー編集部】

●「ヴォルフガング・ティルマンス Your Body is Yours」、「他人の時間」両展覧会概要
会期:7月25日(土)~9月23日(祝)
会場:国立国際美術館 (大阪市北区中之島4-2-55)
交通:地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」より徒歩10分
時間:10時~17時 ※金曜日は19時まで(入場時間は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日 ※9月21日(祝)は開館
観覧料(各展覧会につき必要)
   :個人/一般900円、大学生500円  
    団体/一般600円、大学生250円
    ※団体は20名以上
    ※両展覧会がご覧頂ける共通チケットあり(個人・一般のみ1,500円、同美術館窓口で販売)
問合先:06-6447-4680(代表)
HP:www.nmao.go.jp/

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