イケてる“つけ鼻”の堺雅人が結婚詐欺?

つけ鼻をした堺雅人扮するクヒオ大佐。意外とイケてる!
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あれ、ちょっと鼻が高いけど、人気俳優・堺雅人にそっくり! いえいえ、こちらは堺雅人・本人なのだ。実は彼、最新主演作『クヒオ大佐』(秋公開)で、“つけ鼻”にトライしたのだ。

堺雅人が扮するのは、父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこ、という米軍特殊部隊のパイロット・クヒオ大佐。もちろん経歴はすべてハッタリ、でも“実在した”結婚詐欺師の役である。その“つけ鼻”の堺見たさで、ロケ現場におじゃましてみた。

つけ鼻は、きっととってつけたような違和感があるに違いないと思っていたが、実際目にする堺雅人は、意外とナイスガイでひと安心(笑)。堺いわく「つけ心地はすごくいいです。演技のときもまったく気にならないし。みなさんも慣れてくださったみたいで、あまり違和感はないかなと。僕自身に鼻は見えてないので、時々鏡を見るとぎょっとしますが(笑)」

この日の撮影は、クヒオを愛し、騙されるしのぶ役の松雪泰子との共演シーンだった。クヒオとの結婚準備の話に顔を紅潮させる、しのぶのかわいさといったら。まったくこの男、断じて許せん! でも、堺自身はクヒオの魅力をどう見ているのか?

「正直、同性から見ると、なかなか良さがわからないですね。クヒオの存在価値って、松雪さんたち(騙される女性)のお芝居を通してしか出ないと思うし。だから、松雪さんたちのお芝居に頼っているところがありますよ」

メガホンをとったのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)でパワフルな個性を見せつけた吉田大八監督。現場での様子を見ると、演技指導はかなり細かいようだ。堺は吉田監督の演出についてこう語る。

「クヒオはこれでいいんだ、という実感がなくて。久しぶりに現場で迷い、試行錯誤しながら演じてます。答えは僕側にはなく、常に監督側にあり続けるから。どんな映画になるのか、出来上がりがこんなにわからない映画は久しぶりです」

また、こうも続ける。「演じていて楽しいのか?と言われると、実感がないから、そういう意味では楽しくないです。でも、その座り心地の悪さも含めて、この作品の魅力なのかなと。また、違ったやりがいがそこにあるというか。だから、なるべく監督の頭のなかにあるであろうクヒオに近づけるよう、1シーン、1シーン、僕なりに試させていただいてます」

売れっ子堺が“迷い”を感じる現場なんて興味津々。果たして、今、勢いを感じさせる堺雅人と、作家性溢れる吉田大八監督がどんなコラボレーションを見せてくれるのか。ひと筋縄ではいかない映画に仕上がりそうで、非常に期待値が高い。【MovieWalker/山崎伸子】

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