別ブランドのラーメン店を任されたスタッフたち

【西尾中華そば】「中華そば」(¥700)。小豆島産杉樽醤油と岐阜産本みりんの甘味が奥深く漂うスープに、シコシコの自家製麺がマッチ
  • 【西尾中華そば】「中華そば」(¥700)。小豆島産杉樽醤油と岐阜産本みりんの甘味が奥深く漂うスープに、シコシコの自家製麺がマッチ

有名店で修業を積んで独立。ラーメンの新店にはそのパターンがとても多い。だが、独立せずに支店を任される場合もある。その好例が5月に2軒オープンした。

まずは2009年5月7日に東日本橋にオープンした【めん屋そら 曇天(どんてん)】。神田駅至近にある【めん屋そら】の2号店だ。こちらを任されているのは、本店でキャリアを積んだ小林瑞穂さん。女性ならではのキメ細やかな配慮と丁寧で明るい接客が魅力だ。この【曇天】だが、本店といわば真逆。大通りに面したゆったりとした作り。味もつけめんがメインで白濁スープ。小林さんいわく「本店でできなかったことをこちらで表現したい」とか。

一方、2009年5月14日に駒込にオープンした【西尾中華そば】は“凪グループ”の4号店だ。“凪”自体が店舗により豚骨や煮干しなど、全く異なる味を前面に出している。特にこちらは本店の立ち上げから関わっている西尾了一さんが自ら切り盛り。彼自身、日曜限定で渋谷店で自分の思う一杯を提供してきた経緯があり、今回は、まさしく満を持して自らの味を常設店で表現するという位置付け。地鶏と魚介を用いた清湯スープに、トルティーアに使うトウモロコシ粉末“マサ”を配合した硬めの麺。その独特さが一興。

勢いのある店舗には志の高いスタッフが集まる。そんな彼らに活躍の場を与えるのも、素晴らしき店舗のスタイルのひとつだ。【連載「はんつ流(12)」/フードジャーナリスト・はんつ遠藤】

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