ボイル監督「スラムの子役たちを追い回すな」

スラムの子供に平和を
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ダニー・ボイル監督が『スラムドッグ$ミリオネア』の子役たちのプライバシーを尊重するようメディアに呼び掛けている。

“9歳のルビナ・アリの父親が20万ポンドで娘を売ろうとしている”という報道のために父親が逮捕されたり、“10歳のアザルディン・イスマイルの父親が息子に体罰を与えていた”と報道されて謝罪するなど、急に有名になったせいでスキャンダルに巻き込まれた子供たちの身辺は決して平和とは呼べず、子供たちは以前より不幸な状態にあるという。

「子役の親はいい人たちで、自分の子供を愛している。家族間の緊張や軋轢は、すべてメディアが作り出したもの。それにロンドンとインドでは距離があるので、情報の行き違いもある」というボイル監督は、市当局のスラム住居強制撤去のため家を失ってホームレスになった子役とその親類縁者のために新しい住宅を購入している。

「明るい状況になりつつある。彼らはもうすぐ新しい家に入居する。マスコミに子供たちのプライバシー尊重を要求せねばならないのは、これが最後になることを祈る」と英紙に語っている。【UK在住/ブレイディみかこ】

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