ミッキー・ロークが過去を激白(2)

スタッフと仲良く肩を並べるミッキー・ローク(右)
  • スタッフと仲良く肩を並べるミッキー・ローク(右)

『レスラー』(6月13日公開)でのミッキーの復活劇は人々の心を震わせた。再び名声を手にいれた感想については「うーん。なんて言ったらいいかわからないんだ」とつぶやく。

「あれから14年もかかったから。幸いなことに、俺を認めて味方してくれた監督が、俺のためにとことん闘ってくれた。金儲けに『ノー!』と言ってくれたために、ギリギリの予算を余儀なくされて。俺の4倍は金の集まる俳優より俺を信じ、その俳優の代わりに俺を起用してくれた」

その監督とは、本作のメガホンをとった、ダーレン・アロノフスキーのこと。『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)で知られる奇才だ。「最初に監督からこう言われたよ。『いいかい、これからは僕が言うとおりにやってもらう。時間厳守、クラブなどでの夜遊び禁止。スタッフの前で僕に対して絶対に不遜な態度をとらないこと。これが守れたらギャラを払うから』ってね。それを聞いて『コイツ、なかなかやるじゃないか』と思ったんだ」

ミッキーに対してそこまで言えるアロノフスキー監督ってすごい。「確かに、今まで俺に面と向かってそんなことを言った監督はいなかった。それをダーレンのやつは、あのかわいいピンクの指を俺に突きつけてそう言ってのけたんだぜ(笑)」

こうしてふたりの信頼関係が成立! 「監督のために、俺は久しくしてなかったことをしたのさ。全てを賭けること。彼が俺を信じ、リスペクトしてくれたという、たったそれだけの理由からね。ダーレン・アロノフスキーの映画でなければ、出演はしなかった。ダーレンは30年に1人の逸材だよ!」。その熱いタッグが、ミッキーをゴールデングローブ賞の男優賞などの数々の主演男優賞に導いたわけだ。

「今、このポジションにいるってことを、本当にラッキーだと思う。14年間という長い期間、ベンチを温めた後だったからな。あんまり長く座ってたから、ケツにでかいトゲが刺さっちまったよ(笑)。だから以前ならやらなかった(取材を受けるような)仕事も、今こうしてこなしてる。エンジンがちゃんと回り続けるように気をつけてるのさ」

ミッキーは、今、手にした勲章の重みを十分にかみしめている。『レスラー』が人々の心を動かすのは、挫折から這い上がった彼自身の物語でもあるからだろう。でも今、俳優として円熟期を迎えたミッキーの今後の道は明るい!【MovieWalker】

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