新潟の山間に3年に1度現れる“アートな町”とは

アーティストといっしょに、現地の人々も作品づくりに参加
  • アーティストといっしょに、現地の人々も作品づくりに参加

森の中に置かれた本棚、ハートフルなメッセージが刻まれた石ころ、驚くほど長い長いベンチ…町の至るところにかわいさやおかしさ、遊び心が感じられるアートがあふれている…。この夏、リゾート地や有名観光地に飽きた大人の女性が集いそうなのが、“アートの町”越後妻有です。

越後妻有は新潟県の南端、人と自然が共存する、懐かしい「里山」の風景が残る町。この地で10年前から始まった「大地の芸術祭」は、田んぼや廃校、空き家などを活用したアート作品がズラリと登場する、3年に1度のアート祭。ことしの夏(7/26〜9/13開催)で4回目を迎え、東京23区ほどの広大なエリアに新旧約350点もの作品が登場します。

実は、この芸術祭の魅力はアート作品だけではないのです。アートを道しるべに町をめぐると、四方を山に囲まれた棚田や道端に揺れる花などの美しい自然に出会うことができます。さらに、旅人や来訪者を優しくもてなしてくれる現地の人たちと出会うことで、あったかい気持ちにもなれるのです。

たとえば、廃校になった学校がアート作品へと変貌を遂げた『最後の教室』。この作品を管理する現地の人は、来訪者に「私はこの小学校の卒業生なんですよ」と笑顔で語りかけます。廃校になった母校がアートとして生まれ変わったこと、それを世界中の人が見に来てくれるうれしさを話してくれるのです。

現地の人や風景と融合して行なわれている「大地の芸術祭」。もともとは過疎化に悩む町の復興を目指して始まったイベントですが、近年のエコ意識の高まりともマッチしてファンが増え、ことしは第3回の35万人を上回る来場者数が予想されています。【雑誌「シュシュ」6/11発売号「“大人かわいい”夏の旅」特集より一部抜粋】

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