薬師丸ひろ子、能登住民の“おもてなし”でカイカン?

「食彩の王国」でナレーションを務める薬師丸ひろ子
  • 「食彩の王国」でナレーションを務める薬師丸ひろ子

毎週土曜に放送中の、一つの食材に秘められた、人と食に関わる文化の歴史を紹介する番組「食彩の王国」(テレビ朝日ほか)が、1月9日(土)に新春スペシャルを放送。日本全国から厳選した“もてなしの宿の食材物語”をひもといていく。

今回は石川、岩手、鳥取、滋賀にある4つの県のもてなしの宿を紹介。番組のナレーションを務める薬師丸ひろ子が初めて地方ロケに赴き、石川・能登のもてなしの宿を訪れる。そこで食材をめぐる人々と出会い、心に触れることで“食材の物語”に迫る。

薬師丸が訪れたのは、せり出した山と海、日本の原風景が広がる能登で、地元の食材を使ったとてもユニークな料理を提供する「民宿ふらっと」。

主人はオーストラリア出身のベンジャミン・マックスウェル・フラットさんという、約20年前に妻の智香子さんと国際結婚した男性だ。

ベンジャミンさんは、智香子さんの故郷である能登を訪れた際、その食の豊かさに感動。移住を決意し、1日4組限定の小さな宿を開いたのだとか。

実は、ベンジャミンさんはシドニーでイタリアンのシェフとして働いていた経験がある。この宿で遠方から来る客人を心づくしの料理でもてなしたいと考え、地元の伝統食を生かしたイタリアンを次々と考案してきた。

特に大切にしている食材は、魚しょう“いしり”。魚しょうは魚を塩漬けにして保存するときに出る汁を調味料として使ったのが始まりといわれ、材料は地方によってさまざま。能登ではスルメイカのはらわたに塩を加えて発酵させ、3年間熟成させて作り上げることが多いそう。

そしてベンジャミンさんの義父・船下智弘さんは、いしり作りの達人という不思議な縁もあった。船下さんが引退した今、いしり作りはベンジャミンさんの手に委ねられ、義父から譲り受けた大切な味として大事に守っている。

さらに、ベンジャミンさんが能登に来た当初、冬の味覚・マダラのおいしさに驚いたという。能登は知る人ぞ知るタラの名産地でもあり、沖合は最深1000mもの深海になっている富山湾では、深海性のタラが新鮮なまま揚がる。

揚がったばかりの新鮮なタラは、刺し身で食べられるほど。食べ方は独特で、タラコを酒としょう油で味付けして炒り焼きにし、それを雄の身にまぶして食べるのだとか。

これは“こつけ”といわれる郷土料理で、能登では雄の身と雌の卵を合わせることから子孫繁栄の縁起物として食べられてきた。

ベンジャミンさんは、このマダラを使ってイタリアンに挑戦。新鮮な身、濃厚なだしが取れる頭や尻尾、そしてタラコや白子などを郷土の知恵を生かして斬新な一皿に仕立てるというが、どんな料理が生まれるのか。薬師丸もおもてなしの心に感動する能登ロケで、すっきり爽快感を味わえそうだ。

その他、「岩手 湯川温泉 旅館 末広×大根」「鳥取 三朝温泉 旅館大橋×松葉ガニ」「滋賀 旅館徳山鮓(とくやまずし)×ジビエ 猪・鼈(すっぽん)」の3カ所で、食材の物語に出合う。

「食彩の王国 新春スペシャル~薬師丸ひろ子が行く“もてなし宿”の食材物語~」
1月9日(土)朝9:30-10:20
テレビ朝日ほかで放送

「食彩の王国」
毎週土曜朝9:30-9:55
テレビ朝日ほかで放送

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