まるで宇宙船!!分裂&合体する“未来の船”発表!

専門業者向けの展示会に潜入し“ミーハー”な素人目線でスゴイ製品や技術を見つける当コーナー!

今回は、4/13~15に東京ビッグサイトで開催された「SEA JAPAN 2016」という、船舶業界の展示会をリポート!!

一般の人にとっては、車や飛行機よりもなじみのうすい交通・運搬手段であろう船舶の世界。

どんなものが出展されているのか、まずは会場をひと回り!

まず目についたのは、造船業が盛んな広島県尾道市のブースで「ミス尾道」が、市の産業をPRしている姿。

尾道市のブースをPRしていた、ミス尾道
  • 尾道市のブースをPRしていた、ミス尾道

電子海図システムを手掛ける「イーチャート」のブースには美人バイオリニストが!

「船といえば楽団がつきもの、楽団といえばバイオリン」という理由だそう。

美人バイオリニストさん
  • 美人バイオリニストさん

そして、海上保安庁も活動報告の一環として使用している船を出展。

海上保安庁の船の模型
  • 海上保安庁の船の模型

船自体とは直接関係しないが、船上で化学薬品を扱う際の防護服の展示も「デュポン」「Takashina」という、2社が合同で行っていた。

防護服ブースのコンパニオンさんは、写真右の防護服とおそろいの柄の衣装だった
  • 防護服ブースのコンパニオンさんは、写真右の防護服とおそろいの柄の衣装だった

なるほど…ひと口に船舶業界といっても、色々な関連事業があるんだな~。

そして、目立っていたのは船のエコロジーシステムに関連する展示。

“環境保全”や“省エネ”が、船舶業界全体の大きな目標となっているそうだ。

“発明王”トーマス・エジソンを創業者とする「GE(ゼネラル・エレクトリック)」では、他燃料と比べ環境に優しい天然ガスを使用する船の推進システムを出展。

エコな推進システム「COGES」を使用した船の機関部の模型
  • エコな推進システム「COGES」を使用した船の機関部の模型

「三菱電機」は、効率的な機関制御システムをPR。

エアコンなどで聞き覚えのあるインバーターを使用
  • エアコンなどで聞き覚えのあるインバーターを使用

そんな省エネ関連の展示の中、最も来場者の注目を集めていたのが、日本海運業界トップ「日本郵船」の「NYKスーパーエコシップ2030」の模型。

NYKスーパーエコシップ2030
  • NYKスーパーエコシップ2030

まるで、SF映画に出てくる宇宙船のようにカッコイイ!!

いったいどんな船なのか、詳しく聞いてみよう。担当者さん教えてください!

日本郵船のブース
  • 日本郵船のブース

「こちらは、日本郵船が思い描く2030年の商船※の姿です。

(※客船とは違い、運輸などを主な目的とする船)

船の上部は、ほぼ全面が太陽光発電パネルになっているんですよ。

そして、羽根のように見える大きな帆(ほ)で、風を推進力に活かします」

青い部分が太陽光発電パネルだ
  • 青い部分が太陽光発電パネルだ

太陽光や風力といった自然エネルギーを、最大限に活用するんですね。

「また、見た目では分からないですが、摩擦抵抗の少ない特殊な塗料を船体に塗ることを想定しており、それにより推進に必要なエネルギーを削減できます」

塗料にまでエコな技術が…。

「そして、船の内部にクレーンが装備されており、荷役(にやく=積み荷の上げ下ろし)の効率化を図っています。

作業効率が上がれば、省エネに繋がりますから」

オレンジの部分がクレーン。積み重なった長方形の物体は輸送用のコンテナ
  • オレンジの部分がクレーン。積み重なった長方形の物体は輸送用のコンテナ

「さらにスーパーエコシップは、分割可能になっているんです。

寄港の際に分割すれば効率的な荷役作業ができますし、積み荷の量によりパーツ構成を変更することで、エネルギー効率も良くなります」

ブースで映されていたイメージ映像1
  • ブースで映されていたイメージ映像1
ブースで映されていたイメージ映像2
  • ブースで映されていたイメージ映像2

ふ…船が分裂・合体!?ますますSFの世界ですね(笑)。

「NYKスーパーエコシップ2030」は、コンセプトシップのため、そのままの船が実際に造られるかは未定。

しかし、想定されているエコ技術は実際に研究開発が進められているそうだ。

環境保全という意味ではもちろんだが、見た目のカッコ良さ的にも、ぜひ実現をしてほしい一隻。日本郵船さん、期待してますよー!!

【週刊ジョージア】

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