桂歌丸「笑点」司会降板で、円楽の目に涙

「別の番組でも、メンバーを色分けするっていうと私たちの色を使われるんだよね」とうれしそうに語る桂歌丸
  • 「別の番組でも、メンバーを色分けするっていうと私たちの色を使われるんだよね」とうれしそうに語る桂歌丸

日本テレビ系の人気長寿番組「笑点」(毎週日曜昼5:30-夜6:00)が、5月に放送50周年を迎える。これを記念して60分の拡大版「笑点50周年記念スペシャル」の放送が決まり、番組収録後の記者会見に大喜利レギュラーメンバーが出席した。

司会の桂歌丸は、「第1回から出させていただいた。月並みの表現だが、あっという間の50年。全てが思い出です」とあいさつ。

林家木久扇も「47年出演している。せがれ(二代目 林家木久蔵)と自分のダブル襲名披露を、『笑点』でやらせてもらったのがありがたかった」と続けた。また、三遊亭小遊三は「笑点メンバーになって33年だが、いまだに新参者。だから責任感はありません」と、いつもの調子で率直な思いを語った。

同番組が半世紀にわたって続いた理由を、春風亭昇太は「変な変化をしてこなかったから」と分析。「気付いたら世の中が変わっていて、『笑点』は取り残されたというか、ガラパゴス諸島のようになって。妙な生き物を見ているような感覚なんじゃないですか」と、独特の表現をして会場を沸かせた。

さらに今回の収録では、歌丸が5月22日(日)の生放送回をもって、司会を勇退することが明らかに。その理由として「体力の限界」を挙げた。

歌丸は昨年の夏、腸閉塞(へいそく)などの治療ために約2カ月間入院し、その後復帰を果たしている。「日本テレビへは、昨年の秋に相談しました。そうしたら、来年5月に50周年があるから、それまでは生きていろと言われて。それで、ここまで生きてきました」と、ユーモアたっぷりに話した。

だが、落語家人生65年のうち50年を共にした番組を去るのは「正直なところ寂しい。でも、踏ん切りをつけなければと思った」と振り返った。

笑点メンバーへは、ことしの初めに伝えていたという。三遊亭好楽が「(歌丸は)天才ですから。ぽっかりと穴があいてしまったよう」と肩を落とすと、三遊亭円楽は「大きなネタがなくなった」と笑いを交えながらも、「司会は降りても、落語は続けると聞いて安心した。芸の欲がある限り、大丈夫。長生きしてください」と、最後には涙を見せた。

後任について聞かれると、歌丸は居住まいを正し「自分の口出しすべきことではない」ときっぱり答えた。歌丸自身は先代の司会者・先代の円楽から「歌さん、頼む」と託され、自分の責任を果たすべくまい進してきたというが、そのバトンをつなぐ先は、番組スタッフによれば「検討中」とのこと。なお、歌丸は今後「笑点」の終身名誉司会に就任する予定で、番組放送の直前に流れる5分番組「もう笑点」には出演し続けるという。

「笑点50周年記念スペシャル」は5月15日(日)、通常より30分早い昼5時からの放送予定で、過去に番組内で起こった「事件」を笑点メンバーが映像とともに振り返る「笑点事件簿」のコーナーなど盛りだくさんの内容。

大喜利にスペシャルゲストとして仲間由紀恵が出演する他、「演芸」ではサンドウィッチマンが笑点メンバーとコラボした特別バージョンのコントを披露する。

「笑点」
毎週日曜昼5:30-夜6:00
日本テレビ系で放送中
※「笑点50周年記念スペシャル」は5月15日(日)昼5:00-夜6:00

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