初単行本が重版決定!古川愛李“ちびあいりん誕生”までの軌跡

古川愛李さんの初単行本「ちびあいりんの○○(まるまる)語らせていただきます」は発売後、即増刷が決定
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元SKE48のメンバーで現在はイラストレーター、絵本作家として活動している古川愛李さんが、初の単行本「ちびあいりんの○○(まるまる)語らせていただきます」を4月20日に発売した。

アイドル時代からヲタクコンテンツへの深い愛情と、素人離れした自筆イラストが評判だった古川さん。“イラストレーター・古川愛李”はどのようにして生まれたか? 初単行本発刊のタイミングで、あらためて半生を振り返ってもらった。

――もともと、小さいころから絵を描くのが好きだったんですか?

「そうですね。漫画雑誌は『りぼん』『ちゃお』『なかよし』全部、買ってて。『神風怪盗ジャンヌ』『ご近所物語』とか、好きな作品のイラストを真似て、ノートに描いてました」

――それは、小学生ぐらい?

「小学生低学年ぐらいです。その後に、漫画好きの先輩と知り合って、『ヴァイスクロイツ(Weiβ kreuz)』のオンリーイベント(※特定作品、キャラクターだけを題材にした同人誌などの即売イベント)に行ったのが、確か小3か小4ぐらい」

――小学生でオンリーイベントに!?

「はい! そこからヲタ的な方面にも入り込んでいって。先輩は6年生だったかな? すでにコスプレも嗜んでいるぐらいの早熟な人でした」

――イラストレーター・古川愛李を生み出しだ恩人のひとりですね。

「そうですね。一番影響を与えてくれたのは、5つ上の兄ですけど…」

――知っている人も多いと思うんですが、簡単にお兄さんのお人柄を教えて下さい!

「私をギャルゲー(※美少女キャラクターが登場するゲームの総称)の世界に導いてくれた人ですね(笑)。私が中学生になったころ、家に帰ると兄がいつもプレイステーションで『おね』(※『ONE~輝く季節へ~』)をやってたんですよ。それで、後ろで見ているだけに飽きたらず、自分でやったりしているうちに、イラストも描くようになりました」

――それまでは少女漫画を描いていた子が、ギャルゲーにハマった、と。

「だけどギャルゲーも少女漫画も、私の中では同じジャンルという認識だったんですよ。だって、かわいい女の子が描かれてるっていう共通点があるじゃないですか」

――確かにプレステ版はね…。「ONE~輝く季節へ~」以外にハマったゲームはありましたか?

「『シスプリ』(※『「シスター・プリンセス』)です! ドハマリして、『シスプリ』の面白系4コマを描いて同人誌デビューしました、中学3年で」

――小学生でオンリーイベントデビュー、中学生で同人誌デビュー、と順調な成長を(笑)。

「ええ(笑)。ちょうど兄が『コミックライブ』(※同人誌即売会イベント)に行ったりしてて、買ってきた同人誌を見て、いいなぁと思ってたんです。それで『自分も描くか!』となって。コミックライブには、その後も何度か参加しましたね。基本は『シスプリ』の“亞里亞本”を描いて、他は『Kanon』とか。Key作品がすごく好きだったんですよ」

――当時、中学生。周りに同じギャルゲー好きな人はいました?

「まったく、いなかったです! 『おね』の下敷きを持って行って『俺の嫁!』と言っても、男子女子ともに悲しいほど無反応で(笑)」

――そんな中学生活を終えて、高校の思い出と言えば?

「コスプレを始めました! あと、初コミケに参戦したのも高校時代ですね」

――おお! まずコスプレを始めたきっかけは何でしょう?

「当時お笑いも結構好きで、名古屋のお笑いイベントをちょこちょこ見に行ってたんです。そこで知り合った子がヲタでコスプレをやってて、その子の影響です。最初が『ハルヒ』で、その後同人イベントとかでいろいろコスプレしてました。まぁ、黒歴史ですね(笑)」

――そのへんはあえて、あまり触れないようにします! 初コミケの感想は覚えてます?

「高2か高3かな。掲示板とかで噂には聞いていたけど『これがコミケか~!』って思いました。いろいろ並びましたね、“壁サークル”の限定品などを求めて。あと広場でコスプレもして」

――で、その後サークル参加もされたんですよね。

「はい、兄と、兄の友達と一緒に。最初は何だったかなぁ…『AIR』かな。いや、『AIR』は地元のイベントだ。コミケの最初は、確か『ハルヒ』ですね。コピ本じゃなくて、ちゃんとオフ本で(※オフセット印刷本、コピー機で作ったコピー本より本格的)を作りました、ねこのしっぽ(※同人誌制作者にとって有名な印刷会社)で(笑)」

――そんな学生時代の後、SKE48の活動をへて、現在はイラストレーター・絵本作家として活躍中。去年、自主出版で絵本を発刊されましたけど、絵本が好きっていうのがなぜなのかも、教えてもらってもいいでしょうか。

「小さい子向けのものが全般的に好きなんですよ。特にNHK教育テレビ(Eテレ)が好きで、小学校を卒業して中学校になってもずーっと見ていたんです。それで自分でも、何か学習系のもの、見たり読んだりして学べるものを作りたいという思いがありました」

――なるほど、それを得意のイラストで表現してみよう!と思ったのが、絵本というわけですね。

「はい。小さい子に読んでもらえるような“学べる絵本”は今後も描いていきたいですね。そしていつか、NHKさんの3分間アニメとかにしてもらえたら…。そんな夢を、密かに抱いてます」

※記事は、6月発売予定「グラビアザテレビジョンvol.46」に掲載予定のインタビューから抜粋したものです

●古川愛李(ふるかわ・あいり)
1989年12月13日生まれ。愛知県出身。AB型。
イラストレーター・絵本作家として活動中で、現在多数の連載を執筆中。
ウェブコミックサービス「ComicWalker(コミックウォーカー)」にて連載していた「ちびあいりんの○○(まるまる)語らせていただきます」(KADOKAWA刊)の単行本を4月20日に発売

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