低価格、高カロリーの洋食鉄板焼き

アツアツ鉄板焼でジュ~ッ♪
  • アツアツ鉄板焼でジュ~ッ♪

今回は神保町で長年愛され続ける洋食店「キッチンカロリー」の「カツジャンボ鉄板焼き」(890円)を紹介。トンカツ×牛肉×パスタ×カニクリームコロッケと、主役級のおかずが一堂に会する人気メニューだ。日本の高度成長期を支えてきたアツアツ料理を、ヤケドに注意しながら頬張れ!

名物メニュー“カロリー焼”とは!?

本と学生の街、神保町。戦後復興期真っただ中の昭和28年、この街にオープンした老舗大盛り店が、「キッチンカロリー」である。創業当時から「若者たちにアツアツのおいしい料理をおなかいっぱい食べてもらいたい」という一貫したコンセプトで、いつも店は常連客でにぎわいを見せている。

何を隠そう、取材班もプライベートで通う程、界隈ではよく知られた店のひとつだ。

レトロな外見のお店。店内は1階と地下がある
  • レトロな外見のお店。店内は1階と地下がある

今回は、数あるメニューの中から人気が高いという「カツジャンボ鉄板焼き」(890円)を注文。

トンカツやカニクリームコロッケなど、鉄板に主役級の洋食が集まるこのメニューだが、その中でもまず目を引くのは、東京オリンピックと同じ1964年に初代店長が考案したという名物“カロリー焼”。

早速、調理の様子を見てみよう。

まずは、ボリューム感のあるオージービーフ約100gにタマネギを混ぜて、ニンニク風味の調味料で炒めていく。

牛肉とタマネギを強火で甘辛く豪快に炒めていく
  • 牛肉とタマネギを強火で甘辛く豪快に炒めていく

特にタマネギにはこだわりがあり、化学肥料や農薬を2年以上使っていない有機JAS認定のものだけを使用。

おいしさも追求するため、春は九州のタマネギから始まり、四国、関東と北上を続けて冬には北海道に至り、1年間で一巡する。季節に合わせて最適なものを選んでいるのだ。

直径22cmの鉄板にぎっしりと食材がのる
  • 直径22cmの鉄板にぎっしりと食材がのる

続いて、パスタと北海道産の甘いコーンを鉄板にセッティング。少し炒めた後に、先ほど完成した“カロリー焼”をたっぷりとかけていく。

黄金色に揚がったサクサクジャンボカツ
  • 黄金色に揚がったサクサクジャンボカツ

主役となるカツはもちろんジャンボサイズ。大麦を食べて育ったカナダ産の大麦豚を約130g使用し、カラッと揚げる。

最後に手作りのカニクリームコロッケを鉄板にのせて完成だ。

料理を持ってきてくれたのは本店店長の石野五郎さん
  • 料理を持ってきてくれたのは本店店長の石野五郎さん

ニンニクしょうゆでご飯が進む!

テーブルに運ばれてきた鉄板からは、ジュー…という音と共に、おいしそうな香りの煙が立ち上る。では、いただきま〜す!

“カロリー焼”はパスタと肉を巻き付けて食べるのがオススメ
  • “カロリー焼”はパスタと肉を巻き付けて食べるのがオススメ

噛むと旨味があふれる牛バラ肉と、シャキッとしたタマネギの食感…うん、うまい!

ニンニク風味のタレで味付けをしているので、大盛り(無料)にしたライスがどんどん進む。濃いめの味付けはライスとの相性抜群だ。

味に変化が欲しくなったら、テーブルに備えられた“ニンニクしょうゆ”を垂らして食べるのがおすすめ。こちらは完全自家製の調味料で、青森産の有機JAS認定ニンニク、江戸時代から続く会津若松のイゲタ醤油、勝沼で120年以上も続く丸藤葡萄酒のルバイヤートワインと、こだわり抜いた原材料を使用。鉄板に垂らして“カロリー焼”の味付けを濃くしてもよし、常連さんのようにライスにかけて“スタミナ飯”にすることもできる。

自家製の“ニンニクしょうゆ”は人気のため販売も行っている(160cc、400円)
  • 自家製の“ニンニクしょうゆ”は人気のため販売も行っている(160cc、400円)

ジャンボカツは、揚げたてのまま出てくるので、自分でカットして食べるスタイル。中の熱さを保つことができるし、自分の好みに応じたサイズに調整できるので一石二鳥というわけだ。

ソースに絡めて食べると、柔らかい肉質のトンカツとフルーティーなトマトソースがしみじみとおいしい。

いや~、ごちそうさまでした。これだけボリュームがあれば、おなかをすかせた近隣の学生たちも大満足間違いなしだろう。

芯までしっかりと火が通ったトンカツ
  • 芯までしっかりと火が通ったトンカツ

なお、店のコンセプトはボリューム面の“満足感”だけにはとどまらない。実際に足を運んだ農家とのみ契約を交わし、「安心・安全」な料理を提供することを何よりのこだわりとしているそうだ。

「生産者が見える食材を使いたいので、基本は人間対人間。確かなものを使っているので、自信を持ってお客様に届けることができます」(石野さん)

創業63年目を迎える老舗店だからこそ、説得力を感じる力強い言葉である。創業100年に向けてすでに動き出している「キッチンカロリー」は、これからも大勢の人のおなかを満たしていくのだろう。

界隈の大学生やサラリーマンで店はいつも賑わっている
  • 界隈の大学生やサラリーマンで店はいつも賑わっている

【週刊ジョージア】

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