今回のゴジラは“災害シミュレーション”!?『シン・ゴジラ』最速レビュー

「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督を務める、この夏の話題作『シン・ゴジラ』(7月29日公開)。いよいよ公開が迫り、“ゴジラ熱”も高まってきているが、気になる本編の内容についてはいまだ謎が謎を呼んでいる。今回、マスコミ向けの『シン・ゴジラ』試写会で鑑賞することができたので、その見どころをいち早く紹介したい!

いよいよ公開が迫ってきた『シン・ゴジラ』
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圧倒的にリアルな“災害”のシミュレーション

【写真を見る】今回の『シン・ゴジラ』はドキュメンタリーのよう!?
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すでに発表されていた本作のテーマは「今の日本に初めてゴジラが現れたら、我々は一体どうなるのか?」というもの。このテーマに誇張や偽りはなく、特に本編の冒頭は、もし巨大不明生物=ゴジラが今の日本に現れたら…という災害シミュレーションのような雰囲気を醸し出している。

その大きな要因として挙げられるのが、途中途中で差し込まれる断片的な映像群だ。ゴジラ出現を報じるニュース映像や避難者によるニコ生の配信映像、さらに、恐怖に直面した市民たちが投稿するTwitterやまとめサイトも映し出され、リアルタイムで進行する災害の切迫感を高めている。

映像的な演出でリアルタイムで進行する災害の切迫感を高めている
  • 映像的な演出でリアルタイムで進行する災害の切迫感を高めている

本作は1000人規模で編成されたスタッフによって撮影が行われたというが、この大規模撮影はゴジラ出現を絵空事として描くのではなく、現実のこととしてドキュメンタリーのように描くためだったのかもしれない。過去の「ゴジラ」作品と比べても、今回の『シン・ゴジラ』は圧倒的にリアルだ。

対ゴジラの戦闘よりも印象的(?)な会議シーン

意外にも政府関係者の会議シーンが多い本作
  • 意外にも政府関係者の会議シーンが多い本作

また、本作は巨大不明生物(=ゴジラ)に対し、日本政府がどういった行動を起こすのか、という災害シミュレーションでもある。「ゴジラ」シリーズといえば、ゴジラと自衛隊の戦闘が描かれてるものだが、今回はその戦闘以上に政府関係者の会議シーンが多いのだ。

首相官邸では、ゴジラ対策の閣僚会議など、さまざまな会議やレクが行われる。当然、ゴジラ出現のマニュアルなどないため、“想定外”のできごとに閣僚たちは右往左往。法的な手続をどうするのか、どうやってゴジラを“駆除”するのか。各官僚・政治家たちの思惑も交差するなか、総理は決断を迫られていく。

米国国務省から派遣されるパタースン(石原さとみ)
  • 米国国務省から派遣されるパタースン(石原さとみ)

この未曽有の脅威に、世界各国も反応。米国国務省からはエージェントのパタースン(石原さとみ)が派遣され、主導権を握ろうと政府に圧力をかけてくる。こうした複雑な事情のなかで、内閣官房副長官・矢口(長谷川博己)はゴジラ攻略の糸口をつかむことができるか…というのが本作の主軸のストーリーだ。これまでのどの「ゴジラ」作品以上に、人間ドラマが強調された内容といえるだろう。

『シン・ゴジラ』は7月29日(金)から公開
  • 『シン・ゴジラ』は7月29日(金)から公開

“シン”というタイトル通り、これまでのどの作品とも違う、完全新作に仕上がっている『シン・ゴジラ』。絶望的な状況の日本は希望を見出すことができるのか、その結末は劇場で確かめてほしい!【トライワークス】

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