打倒ファストファッション!?そごう&西武の新PB戦略とは

「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」のアイテム。左のモデル着用のパンツは8400円
  • 「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」のアイテム。左のモデル着用のパンツは8400円

ユニクロ、H&Mなど好調なファストファッションに対抗し、そごう・西武百貨店が新たに展開するPBファッション「リミテッド エディション」を発表。なかでも力を入れる、30〜40代がターゲットの婦人服「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」が披露された。

このブランドの特徴は、従来、百貨店に入っているナショナルブランドの約6割という新価格基準で、質がよく、デザイン性の高い商品を実現したこと。発表によると、秋物ジャケットで比較した場合、既存の百貨店の最多販売価格は中心価格帯が2万6000円、ファストファッションだと1万円というだが、この新ブランドは1万2000円が中心なのだ。

「“価格至上主義”のファストファッションに疑問をもち、百貨店というブランド、クオリティを保ちつつ価格を下げるという作業を試みた」という、ミレニアムリテイリング取締役執行役員商品部長の松元隆氏。「リミテッド エディション」は、byアツロウ タヤマのほか、紳士、婦人、こども、インテリア、スポーツの5領域で9月から順次展開。トータルで初年度は50億円の売上を見込むという。

会見にはデザイナーの田山淳朗さんも登場し、「ファッションは10年ごとに変化します。2010年から始まる新たな10年は、ハイクオリティ&ロープライスで幕を開けるという気持ちで作った」とコメント。2009年秋は、フリルやディアードなどでボリュームを出した“モード”と、ヴィンテージ風の“ストリート”の2ラインを展開し、両方をミックスした着こなしを提案。「リミテッド エディション by アツロウ タヤマ」は9月上旬にまず、そごう横浜店、神戸店、広島店と、西武池袋本店、渋谷店にオープンし、順次拡大、初年度の売上は10億円の見込みだ。

低価格で最新デザインをどんどんと展開していくファストファッションに加え、いいものを標準より安く手に入れられるリミテッド エディション。消費者にとって選択肢が広がった形になるが、はたして低迷が続く百貨店のファッション業界のテコ入れとなるのか、展開に期待したい。【東京ウォーカー】

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