手抜きだけど味も見かけも絶品!完熟トマトのスープ

トマトとチキンのスープ。野菜は冷蔵庫にあるものをどんどん入れても、不思議と味がまとまります
  • トマトとチキンのスープ。野菜は冷蔵庫にあるものをどんどん入れても、不思議と味がまとまります

娘が子供のころ、「おかあちゃんはレストランができるくらい料理がじょうずだね」と言ってくれていました。ところが、大学に行くためにひとり暮らしを始め、世間の母親の料理のレベルというものを知ったとたん、「おかあちゃんの料理は手抜きだったんだー」と、言いはじめたではないか!

確かに、面取りなんてしたことない。ニンジンやダイコンにあるのは、表皮であって、皮ではないと思っているので、皮むきだってしない。細やかな神経のいる細切りより、バサバサと切れる乱切り料理の方が得意。

農家の仕事をしながらの料理。「おいしければいいじゃない」と、開き直っていたり…もする。そう、手をじょうずに抜くことこそ、私のウデの見せどころなのです。

そんな手抜き料理の中でも、味も見かけも絶品なのが、トマトと鶏肉の圧力煮。水は1滴もいれません。畑からとってきた完熟のトマトを、4個ほど皮のままザクザクと切り、平飼いの鶏肉を大きくぶつ切り。ニンニクと玉ねぎは、どうせ溶けてしまうのだから、何も気にせず切る。味は塩とコショウのみ。それで、圧力なべがシュンシュンいいだしたら、5分待つ。これでおしまい。圧力鍋がない人は、30分くらいはコトコトしたいところです。

もう、おいしい!! 夏にはすっぱさが最高。ただし、これは、完熟トマトがたくさんすぐに手に入るのが条件、という、ぜいたくな手抜き料理なのでした。

それにしても、この季節はトマトに追われています。毎日毎日、トマトの収穫。百草園のトマトは「完熟トマト」といって、赤く熟れた状態で収穫するから、とっても大変(市販のトマトは青いまま収穫して、長く置いておく間に赤くなります)。味はバツグンなんだけど、完熟だから、そう長くは日持ちしません。で、売り先がないときは、ひたすらトマトピューレを作り、冷凍保存することになります。簡単につくるコツは、5ミリほどのスライスにして干すこと。程よく水分が抜けて、甘さが増すだけでなく、煮詰めるガス代も時間も少なくてすみますよ。湯むきなんて、しなくてOK。煮つめる時に皮はしっかり残るので、ハシでとれば大丈夫だし、それでも残ったものは、最後にミキサーにかけるので、消えてしまいます。それを保存パックにいれて、冷凍庫で凍らせ…わたしの料理が手抜きと見抜いた娘に送ってあげようっと。【「オーガニック農家のごはんレシピ」シュシュ編集部×百草園】

百草園:熊本の有機無農薬農家。旬の野菜をセットにした野菜セットが好評

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