なんと1日に1000匹!可愛い犬や猫が処分されるツライ現実

ミルクを飲む子猫。劇中にはこのような愛らしいシーンも
  • ミルクを飲む子猫。劇中にはこのような愛らしいシーンも

日本全国で、年間に「処分」される動物の数は約35万頭。単純計算すると、1日に1000匹近くの犬や猫が殺されていることになる。ドキュメンタリー作品『犬と猫と人間と』(10月公開)は、そんな犬猫をとりまく現状を映し出した、胸に突き刺さる1本だ。

そもそもこの企画は「不幸な犬や猫を減らしたい」という、一人の猫好きのおばあさんの思いから始まったという。その言葉に心動かされた飯田基晴監督は、カメラを片手に4年にも及ぶ長い旅を敢行。各地を転々としながら、“ペットを捨てる人”“処分する人”“里親を探して助けようとする人”など様々な立場の人々を捉えていき、人間社会全体に根ざした深い問題を作品の中で浮き彫りにして見せている。

だが作品自体には、ことさらに罪悪感を煽ったり、お涙を頂戴するような演出はない。温かなタッチでほのぼのと、動物たちと人間のふれ合いを映し出している。しかし、それがかえって、今まさに死を迎えようとする犬や猫たちの姿を残酷に見せることに一役買っているとも言える。

今ペットを飼っている人も、飼っていない人も、本作を観てもう一度、動物たちとの接し方について考えてみてはいかがだろう。

『犬と猫と人間と』はユーロスペースにて10月より公開。【トライワークス】

キーワード

関連記事

[PR] おすすめ情報