「フジに干される覚悟だった」見栄晴が木梨憲武との秘話を語る

週刊ジョージアのインタビューに答える見栄晴氏
  • 週刊ジョージアのインタビューに答える見栄晴氏

バラエティタレント・俳優として多ジャンルで活躍する見栄晴が、WEBマガジン「週刊ジョージア」の「ほろ苦インタビュー」に登場。不思議な存在感の裏に隠された“苦い”経験や、萩本欽一、木梨憲武との関係について語った!

視聴率低下で「欽どこ」降板…

――長い芸能生活で、一番の“苦い”経験といえば何でしょうか。

レギュラー出演していた「欽どこ※」から降ろされたときですね…。

(※「欽ちゃんのどこまでやるの!」萩本欽一主演のバラエティ番組)

スタッフから、その話を聞かされたときは本当にショックでした。

「視聴率が落ちてきたから、テコ入れのためにメンバーを替える」と…。

もう、放心状態になりましたね。

――そんなに視聴率が悪かったんですか?

他の番組と比べると高かったですよ。落ちてきたと言っても20%はあったので。

だけど、全盛期は常に30%以上は取っていましたから。

――目標が高かったんですね。そもそも「欽どこ」に出演したきっかけは?

僕の芸名“見栄晴”自体、元々は「欽どこ」の役名なんですが。

その見栄晴役のオーディションに、高校1年生のとき受かったんですよ。

まあ、オーディションといっても…ジャンケンで勝っただけですが(笑)。

――ジャンケン?

審査が、1対1のジャンケンだったんですよ(笑)。

「どんな審査があるんだろう?難しいセリフを言わされると落ちるな…」

なんて心配しながらオーディション会場で待っていたら、僕ともう1人の男の子が呼ばれて。

欽ちゃんが、何の説明もなく「2人でジャンケンしてくれるかな?」と。

よく分からないまま、僕がパーを出したら、相手はグーで。

――勝ちましたね。

そうなんです。

そしたら欽ちゃんに「うん。分かったから、もう帰っていいよー」と言われ、帰らされて。

その夜に「合格しました。来週のリハーサルに来てください」と電話が(笑)。

――ジャンケンのみで、受かったんですね(笑)。

でも後から知ったんですが、欽ちゃんはジャンケンの前から、僕のことを気に入ってくれていたそうなんです。

だけど、候補として2人呼んでいたので「ジャンケンやらせよう。あの子(見栄晴)絶対勝つから」と言ってくれたとか。

――もし負けたら、どうするつもりだったんでしょう?

それが…「勝つ」と信じていたから、考えていなかったと。

そして実際に僕が勝っちゃうんだから、欽ちゃんはすごいですよね。

フジテレビ“出禁”の危機!?

――昨年末の「FNS歌謡祭」では、見栄晴さんのキャラが生きた「棒立ち生出演※」が話題に。

(※木梨憲武、藤井フミヤ、ヒロミの3人で「FNS歌謡祭」に生出演した際、ステージの目立つ場所に見栄晴が何もせずに立っていた)

あれは、本当に困っているだけなんです(笑)。

昼間にノリさん(木梨憲武)から電話があって「今日の夜7時に、●▲に来いよ」と言われたから、てっきりメシだと思ってたんですよ。

そしたら、ノリさんのマネージャーさんが車で迎えに来てて、何の説明もされないまま「-歌謡祭」の会場に連れて行かれて。

楽屋にいたノリさんが「おう、その格好でいいから、出ろ」と。

――急ですね(笑)。

「オレたちが歌ってる後ろで、立ってりゃいいから」なんて言うんですけど。

よく聞いてみたら、スタッフは誰1人知らないって話で。

「-歌謡祭」って、フジテレビが本気で力を入れてやる番組ですよ。

「黙って登場して、大問題になったらどうしよう」と…。

もしかすると、もうフジテレビに出してもらえなくなるかもしれない。

仕事がなくなったら困るから「本当に大丈夫ですか?」と、何度もノリさんに聞きましたね。

――木梨さんはなんと?

「大丈夫だよ。とにかく出て、ダメだったら、はけりゃ(画面から外れる)いいから」って、全然安心できないことを(笑)。

だけど、もう仕方ないから覚悟を決めてステージに上がったんです。

――結果的には、登場直後から他のミュージシャンや視聴者にも大ウケでした。

そうですね。だけど、僕は安心できなかったんですよ。

というのも、ウケるのと、スタッフさんたちが問題にするのは別の話ですから。

――それもそうですね…。

出番が終わった後、廊下でフジの偉い方に「見栄晴!最高だったよ!!」と言われ、やっとホッとしました(笑)。

頑張るとスベる!

――木梨さんは、見栄晴さんの“素の部分”こそが面白いと思われているんですね。

自分では分からないですが…。

でもノリさんとはプライベートな付き合いの方が深いから、僕のことをよく知ってくれているというのは、あるかもしれません。

――そうなんですか?

はい。仲良くしてもらっている繋がりで、ご自身が出演している番組に呼んでもらうことが多くなったんです。

ヒデ(中山秀征)もそうですね。

たまたま一緒にメシに行ったとき、「嫌いな芸能人を“いっせーの”で言い合おう」という遊びをやったら、なんと同じヤツで(笑)。それから親友に。

――それは仲良くなれそうです(笑)。

でも、その2人は特別ですね。

有吉(弘行)は、アイツが仕事無い頃にすごく仲良くしてて。

うちの実家に泊まりに来たこともあるのに、全然呼んでくれない(笑)。

――(笑)。

そういえば、ノリさんからもヒデからも「余計なことは、やんなくていいから」と、いつも言われますね。

確かに、頑張ると空回りするタイプなのかも。

「欽どこ」終了後、久しぶりに欽ちゃんとバラエティ番組で共演するからと頑張ってトークしたら、全然ウケなかったことがあります(笑)。

――そんなことが(笑)。

僕は自分で失敗に気付いたり、それを反省して直そうとしたら、ダメなのかもしれません。

その失敗を周りの人は面白いと思ってくれているし、面白くなるように生かしてくれる。

人それぞれ役割があるから、そういった人たちのことを信用して自然体でいることが、僕の仕事なんだと思います。

※この記事は「週刊ジョージア」の「ほろ苦インタビュー」から抜粋したものです。全文は「週刊ジョージア」(https://weekly-g.jp)でご覧いただけます。

【週刊ジョージア】

キーワード

[PR] おすすめ情報