【キングオブコント2008 決勝進出者インタビュー(1)】 THE GEESE 「僕らにはコントしかない!」

高佐一慈(左)、尾関高文(右)
  • 高佐一慈(左)、尾関高文(右)

漫才(M-1)、ピン芸(R-1)に続き、コントの日本一を決める大会が開催される。その名も「キングオブコント」。芸歴の年数を問わないこのガチバトル、優勝賞金はドーンと1000万円。決勝戦はなんと芸人(当事者)が審査するというから、とにかく画期的だ。7月から行われた予選には2146組がエントリー。熱闘を勝ち抜いた決勝進出8組の独占インタビューを順に公開していく。1回目は、若手実力派のTHE GEESE(ザ・ギース)。

――コントの大会ができたと聞いた時の気持ちは?

高佐「“やった! 助かった!”という感じでしたね」

尾関「今までのテレビは、ネタの持ち時間が短いものが多かった。僕らは長いコントが得意だから食べていけないかも、という不安があったんです」

高佐「純粋にコントの大会があるのがうれしい。5分の(長い)ネタができるのも」

尾関「僕らはコントしかできないから、こういう大会を待っていました。逆に言えば、コントでは一番いいものを作っているつもりだから、負けたくない。ここで負けたらどうしようもない、というか」

高佐「ただ、準決勝でバナナマンさんのネタを見た時、正直“ケタが違うな”というのは肌で感じました」

尾関「コントでは負けたくないと言いながらも、あっさり準決勝で“負けたな”と(笑)。でも、その人たちに挑めること自体がうれしい」

高佐「だからこそ、本番では波乱を起こしたい。特に出番でいうと、僕らの前の2組がTKOさん、バッファロー吾郎さんというベテラン勢なので、うちはフレッシュさで頑張っていこうかと」

――準決勝でのネタは、満足いく出来でしたか?

高佐「いえいえ、終わった後に反省会をしていたくらい」

尾関「“今日は50点だったね”と言い合ってた」

尾関「舞台に出る前まではそんなに緊張してなくて、本番前に受けたインタビューでも“いつも通りです”。でも、舞台に上がったら緊張のあまり噛み倒してしまいましたから」

高佐「それで決勝進出だったので、本当にびっくりしました」

――優勝賞金1000万円を獲ったら、どう使いますか?

高佐「東京ドームみたいなところを借り切って、何かしたいです」

尾関「僕はアキレス腱を2回切っちゃったんですけど、お金なくてリハビリができないので、賞金でリハビリします」

――アキレス腱を2回も切ったんですか?

尾関「はい。一度目はことし4月の単独ライブで。5日公演の2日目、しかもライブの中盤くらいでバーンと切れて。その時は何が起きたのかよくわからなかったんですけど、とんでもないことが起こってるなと。ライブ後に救急車で病院へ行ったら、“アキレス腱が切れてます”。残りの日程は、ギブスをはめてやりました。事情を前説で説明したんですけど、それがお客さんからは前振りだと思われてしまって…」

高佐「“今回のライブのテーマはギブスなんじゃないか”と(笑)」

尾関「ところが、普通にギブスをはめてただけだったので、お客さんはガッカリ(笑)。その後、手術しないでなんとか治したんですが、電車が止まった瞬間にちょっと足を踏ん張ったら、またバーンと切れて。結局、手術しました。だからアキレス腱に気をつけながらコントを頑張りたい、というのがホンネです(笑)」【ライター/篠崎美緒】

●THE GEESE(ザ・ギース) 高佐一慈(たかさくにやす)・尾関高文(おぜきたかふみ):04年結成。シティボーイズと同じ事務所に所属し、コントもその系譜を継いだ実力派。「第6回お笑いホープ大賞」では“レッドカーペット賞”を受賞。

●「キングオブコント2008」は10/5(日)19:00〜20:50 TBS系で放送 MC:ダウンタウン/決勝進出者 Aブロック:TKO、バッファロー吾郎、THE GEESE、天竺鼠 Bブロック:チョコレートプラネット、ロバート、バナナマン、2700

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