【キングオブコント2008 決勝進出者インタビュー(2)】 TKO 「芸人を辞めんでよかった」

木本武宏(左)・木下隆行(右)
  • 木本武宏(左)・木下隆行(右)

漫才(M-1)、ピン芸(R-1)に続き、コントの日本一を決める大会が開催される。その名も「キングオブコント」。7月から行われた予選を勝ち抜いた決勝進出8組の独占インタビューを順に公開していく。2回目は、5度目の東京進出で“プチ・ブレーク中”のTKO。

――決勝の出番が、トップバッターとなりましたね。

木下「トップバッターをいい意味でとらえたいと思います」

木本「ある意味、僕らが空気を作る、そういうポジションですよね。空気ができている中でやるより作る方がいいので、頑張りたいです」

――「コントの大会ができる」と最初に聞いた時の感想は?

木下「“あればおもしろいやろうな”と思ってはいたけど、“できてくれ!”とまでは思ってなかった」

木本「できたところで、おそらく芸歴10年以内という制限があるだろうから、参加できないやろうなと。だから、出られると聞いたときは“やった”という気持ちが半分と、“賞レースに出ること自体が13年振りやから、改めてレースに対しての思いを高めなきゃ”という気持ちが半分でした」

木下「でも、出ないという選択肢はなかったです。断る理由が一個もなかったので」

木本「僕は準決勝の東京大会を最初から見ていたんですけど、ここから決勝へ行けるのは間違いなく8組より少ないはずなのに(注:同時に大阪大会も行われ、決勝進出は合計で8組のみ)、8組以上のコンビが爆笑をとっていたので、どういう基準で選ばれるんやろうな、と思ってましたね」

木下「僕は準決勝、見てないんです。極度の緊張で、楽屋で寝てしまいました」

木本「気を失ってたようなもんやね、あれは」

木下「初めてでしたよ、あんな緊張は。“緊張すると眠たくなんねや”と驚きました。遭難する人の気持ちがわかりましたね。他のコンビが見られなかった分、自分たちの評価がわからずに結果発表を待ってました」

木本「心臓バクバク、唇カラカラ。手に汗をかき、人に話しかけられることすらしんどい状態というのは、ここ最近で初めてですね。通ったと聞いた時は、握手のつもりで、相方の手を握りました」

木下「手を握られた僕は、気色悪いなぁと(笑)。決勝に進出できたと聞いて、“芸人を辞めんでよかった”と思いましたね。継続が初めて力になったな、と」

――出場者の中で、ライバルはいますか?

木本「同じAブロックの他3組は、めちゃめちゃ気になりますね」

木下「バッファロー(吾郎)さん。今まで競ったことはないんですけど、コント師として対談させてもらったこともありますし、周りが漫才師だらけの中で数少ないコント師という境遇も似ています。大好きな先輩がライバルになるという、酷な戦いですね。僕らはバッファローチルドレンですので」

木本「事務所はバッファローさんと同じ吉本さんじゃなく、松竹ですけどね(笑)。僕らは12〜3年、ずっといいことがなかったんです。やっとここ最近、全国区のテレビに出られるようになり、そして『キングオブコント』で決勝に行けて…。『TKO物語』があるとしたら、今がちょうど飛び立つ瞬間なわけで。それならば、キレイに飛びたいですよね」

木下「恋愛ドラマで例えるなら、それまで何とも思ってなかった竹内結子さんのことが気になり始めたあたりやと思います(笑)」

――優勝できなかった時の公約を宣言してください。

木下「いったん大阪に帰りまして、6回目の東京進出を頑張ろうと思います。通天閣の地下にある松竹の劇場からまた頑張ります」

木本「帰らへんわ!」【ライター/篠崎美緒】

●TKO(ティーケーオー) 木本武宏(きもとたけひろ)・木下隆行(きのしたたかゆき):1991年結成。コント師としての評価は高く、関西では不動の人気を得ていた。5度目の東京進出で“プチ・ブレーク”し、いまや各番組に引っ張りだこ。

●「キングオブコント2008」は10/5(日)19:00〜20:50 TBS系で放送 MC:ダウンタウン/決勝進出者 Aブロック:TKO、バッファロー吾郎、THE GEESE、天竺鼠 Bブロック:チョコレートプラネット、ロバート、バナナマン、2700

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