【2016秋・高石工場夜景ツアーレポ】海&陸から見る!

日鐵住金建材(株)津波避難タワーからの工場夜景。雨も上がり、光がきれい
  • 日鐵住金建材(株)津波避難タワーからの工場夜景。雨も上がり、光がきれい

大阪府高石市の高石商工会議所と関西ウォーカーがコラボしたツアー「高石工場夜景クルーズ」が9月3日(土)に高石市内各所で開催された。毎回好評のこのツアーを、今回は編集部の鳴川がレポート。

「高石工場夜景クルーズ」は、関西エリアの工場夜景の聖地「堺泉北臨海工業地帯」の工場夜景を普段は見られない海上から楽しめるとあって、ファン垂涎のツアー。今回も263人の応募者から選ばれた40人が船からの工場夜景を楽しんだ。

あいにく今回は台風などの影響があり、天気予報は雨。しかも風が強く海上では揺れが予想されるとあって船酔いを心配する声もあったが欠席者はなく、17時、カメラマンの小林哲朗さんも同乗して羽衣バスターミナルをバスで出発した。

今回は船に乗ったり、バスに乗ったり、時間が細切れのため、食事は車内で「工場夜景クルーズ特製パンプレート」をいただく。地元のパン工房ボングーの特製で、ハンバーグサンドやホットドッグ、フルーツタルトなど5種類のパンがそろったパンプレートはおみやげにしたくなるかわいらしさ。とはいえ、空腹には耐えられないので、あっという間に平らげてしまった。

向かうは石津漁港。堺市にある漁港で、昔ながらの漁港の風情が漂うが、東燃ゼネラル石油堺工場や三井化学大阪工場のプラントなども見られる工場夜景スポットだ。

ライフジャケットを着用し、船に乗り込んだ一行。予想通りすぐに雨が降り始め、スマホで雨雲の動きをチェックしながらのクルーズとなった。持参したカッパを着て撮影を続ける人、船室に入る人など様々。沖に出るに従って雨脚が強くなりちょっと心配になるが、幸い途中で雨は弱まって船室に避難していた人も外で撮影を始めた。沿岸にはクレーンや工場が見え、工場萌えな自分としてはワクワクが止まらない。セメント会社の工場前にはタンカーも停泊していて、風景に花を添えている。

まだ日没の少し前だが、沿岸の工場にはライトがともり始め、工場夜景クルーズらしい雰囲気に。ただ、揺れる船からの撮影は難しく、手ぶれの連発。三脚もここでは無用の長物になる。特に日没が迫り光量が少なくなるなかではオートでの撮影は至難。こんな時は「写真を撮るより動画の撮影を」と小林カメラマン。夜景ではシャッタースピードが遅くなるため、どうしても手ぶれが出てしまうが、スマホやデジタルカメラの動画撮影機能を利用して撮影すれば手ぶれがあまり気にならなくなるそう。クルーズの終わりごろには日もすっかり暮れ、夜景が美しくきらめく。ただ、こうなると一眼レフでの撮影は無理。撮影は諦め、夜景を目に焼き付けることに専念した。

陸に上がり、今度は日鐵住金建材(株)津波避難タワーに向かう。工場の敷地内にあるため、この高石工場夜景ツアーでなければ入れない、とっておきのスポット。しかも高さ10メートルとあって、周囲にさえぎるものもなく工場夜景を堪能できる。ここは三脚必須。雨が上がり、空気もすんでいるので夜景撮影には絶好のコンディションだ。小林カメラマンからのアドバイスで、カメラはISO感度200、露出時間は6秒程度に設定する。このぐらい長くしておくと、煙突の煙も美しくなびく。そのほか小林さんとっておきの撮影スポット、大阪国際石油精製の発電施設前でも工場夜景を堪能。

そのあとは最後の夜景スポット、阪神高速4号湾岸線パーキングエリアへ。海側のビル11階の展望フロアは大型ソファも用意され、夜景を楽しむのにぴったり。北側の窓から少し遠くには堺泉北臨海工業地帯の夜景がチラチラと瞬く。どちらかというと、カップルでロマンチックな夜を過ごしたい場所だ。入場無料なのもうれしい。

帰路、高速道路からは左側の車窓に再び工場夜景が。高速道路からしか見られない工場夜景はツリーのような光がクールに見える。車内灯を消灯するサービスで、一層美しく見える夜景を堪能することができた。途中、雨には見舞われたが工場夜景の様々な表情に出会うことができたぜいたくな時間だった。9時10分ごろ羽衣バスターミナルに到着し、ツアーが終了した。

高石市の工場夜景ツアーは今後も開催予定。関西ウォーカーや高石商工会議所のサイトなどでも告知するので、興味のある方はぜひご応募を!

【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】

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