【影山貴彦のTVコラム・がんばれ関西ローカル!】   ローカル放送が充実している 関西の「差し替え」番組

元プロデューサーのTVコラム
  • 元プロデューサーのTVコラム

同じ系列局であっても、全国と関西で違う番組を放送する場合がよくある。

関西は、とりわけローカル放送が充実しているエリアだ。というわけで、他のエリアから関西に引っ越して来た方は、「あの番組やってないじゃん!」と驚き、関西から他のエリアに引っ越して行った方は、「毎週楽しみにしてたアレ、ないがなっ!」とショックを受ける。初めて関西に引っ越して来られた皆様は、インパクトの強すぎる番組に戸惑っているかもしれないが、しばしのご辛抱を。ほどなく「快感」に変わるはずだ。多分。

9月7日の「歌ネタ王決定戦2016」(MBS)も、そんな番組。同じ時間、東京や系列局の多くのエリアでは、TBS制作の「いってらっしゃい~芸能人が我が子に旅をさせたら!2016夏」が放送された。一部エリアでだけ全国ネットと違う番組を編成することを「差し替え」と呼ぶ。ほとんどのエリアで巨人戦を中継している中、関西でだけ阪神戦を中継するのも「差し替え」だ。

今年で4回目の「歌ネタ~」。定着してきた。何より優勝した、かまいたち(山内・濱家)の成長が素晴らしい。群を抜いて面白かった。各々が一気に伸びたコンビだ。全国の視聴者が知る日も近い。ラニーノーズも若手有望株。新喜劇の吉田 裕(ゆたかな真也は一の介)の回しも抜群だった。「無冠の帝王」どぶろっくはネタを置きにいったか? 次回に期待。

プロフィール/影山貴彦(かげやまたかひこ)

同志社女子大学 学芸学部情報メディア学科教授。元毎日放送プロデューサー(「MBSヤングタウン」など)。早稲田大学政経学部卒、関西学院大学大学院文学修士。上方漫才大賞審査員、GAORA番組審議委員、日本笑い学会理事。著書に「影山教授の教え子が泣きにくる。~涙が笑顔にかわる京都の女子大研究室」など

「歌ネタ王決定戦2016」
●MBS (9/7放送済み)

キーワード

[PR] おすすめ情報