エアギター日本代表の正体は…大企業の女性広報!?

現在25歳のMAYさんは、ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を自由曲として披露する予定だ
  • 現在25歳のMAYさんは、ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を自由曲として披露する予定だ

8月に行われた夏フェス「サマーソニック09」で、今年5回目となる「エアギター日本大会」が行われた。フィンランドで行われる世界選手権への出場をかけて行われた本大会で、今年初めて女性が優勝。しかも、その女性の職業は大企業の広報だという。いったいどんな女性なのだろう? 本人を直撃してみた。

その女性は“MAY(メイ)”名義で大会に出場。しかしその正体は、大手玩具メーカー「タカラトミー」の広報担当者。広報といえば、商品PRや企業PRをしたり取材の窓口になったりと、いわば企業の顔である。話してみると、さすが広報、ハキハキと話す、明るい雰囲気の女性だ。では、いったいどんな経緯で出場することに?

「3年前、当社の玩具“エアギターPRO”の広報担当になり、上司にプレーしてみろといわれたのがきっかけです」とMAYさん。なんと、最初は“業務命令”だったというのだ。しかもエアギターPROを使って社内で踊りながら演技を披露していたというからおもしろい。

「もともと、学生時代にずっと演劇をやっていて、社会人になってからはサルサダンスも。だからエアギターをやるというよりは、ダンスを取り入れた“パフォーマンス”をしているという感じのほうが正しいかもしれません」とMAYさん。でも、優勝までの道のりは決して平坦なものではなかったという。

最初の年は広報活動を兼ねてエアギター日本大会に初出場し、国内8位という結果を残すも納得いかなかったという彼女。「悔しくて、次は絶対優勝しようと猛特訓したんです。でも、翌年の結果は国内準優勝でした」。そのショックから、始めは今年は出場しないつもりだったのだ。ところが、大会が近づくにつれ、彼女を支える周囲の人々から期待や励ましの言葉をもらい、出場を決意。大会1か月前から猛特訓を始めたのだという。

「激しく頭を振ったりと、エアギターは意外とハードなんです。だから練習も、鏡の前で1時間集中してやります。ほかはウォーキングや筋トレをしつつ体調管理をし、通勤などの時間にはずっと演目曲を聴いています」というMAYさん。その苦労の結果、今年、女性初の優勝という快挙を勝ち取ったのだ。

エアギターを始めてまだ3年のMAYさんだが、日本優勝で満足せず、「世界でも“優勝”したい」と本音をズバリ。世界選手権は現地時間8/21(金)。フィンランドのオウルで、日本を含む13か国の代表が、課題曲と自由曲を披露して技術を競い合う。

現在はタカラトミーの企業広報を担当し、昼間には様々な媒体などからの取材の対応を行うMAYさん。仕事での清楚な姿からは、バッチリメイクで過激な衣装をまとい、エア・ギターを激しくかきならす彼女の姿は想像できない。

2006・2007年と日本が世界を制したが、昨年は首位から転落。今年は王者の地位を奪還できるのか、ギャップもキュートなMAYさんのプレーに期待しよう。 【東京ウォーカー】

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