【ウルトラセブン】“モロボシ・ダン”が激白「役者をバカにしてんのか?」と思っていた

“モロボシ・ダン”こと森次晃嗣氏
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「ウルトラセブン」でモロボシ・ダン役を務めた森次晃嗣がWEBマガジン「週刊ジョージア」の「ほろ苦インタビュー」に登場。「ウルトラセブンセブン」で味わった“苦い”経験を語った!今回はその一部を特別公開!!

メトロン星人の撮影で「何やってんだこれ?」

――特撮ならではの大変さはありませんでしたか?

怪獣がいないのに、いるつもりで芝居するのは難しかったですね。

長い棒の先に赤い布を付けたものをスタッフが高く上げて「ここに目線ください!」とか言われるんです。

しかも、変身後の戦闘シーンと人間姿のシーンは完全に別撮りだから、完成するまで、どんな怪獣か分からないんですよ。

映像ができあがってから「あ、こんなヤツだったんだ」って(笑)。

――(笑)。

だから、僕は怪獣と共演した経験ってほとんど無いんです。

メトロン星人くらいかな。

――メトロン星人の「狙われた街」は、ファンの間でも人気が高いですね。人間と同じ大きさのメトロン星人が畳に座り、ちゃぶ台を挟んでダンと会話する場面が印象的です。

あの、ちゃぶ台シーンは不思議ですよね。撮影中、スタッフも他の役者も笑っていました。

僕も「何やってんだこれ?」と思っていましたよ。

そんなこと言えなかったですけど(笑)。

――そうなんですね(笑)。

あの回の監督は実相寺(昭雄)さんで、実相寺さんの回は、いつも独特な演出やカメラワークが入るんです。

魚眼レンズで女優さんの顔を撮って、歪ませたり。

現場にいた役者たちで「役者をバカにしてんのか?」って小声で話していましたね。

せっかく真剣に演技しているのに、変な顔になっちゃうんだから。

――確かに。

ダンの“目”を、電話の受話器と本体のスキマから撮ると言われたことがあって。

「ここにカメラがあるから、歩いてきてスキマから目が見える位置で止まってくれ」なんて注文されるんですが。

本当に小さなスキマだから、なかなかピッタリした位置で止まれないんですよ。

何度もやり直しになって「何のためにこんなことやっているんだろう?」と。

――現場で説明は無いんですか?こういう理由でこんな撮り方をするから、とか。

いや、そんなの無かったです。だから撮影中はみんな戸惑っていて。

だけど…完成すると、すごくいい作品になるんです。

だから実相寺さんの回はいつも刺激的で、一番面白かったですね。

僕も他の役者も「次はいつ実相寺さんが来るんだろう」と楽しみにしていました。

(※この記事は「週刊ジョージア」の「ほろ苦インタビュー」から抜粋したものです。全文・全写真はオリジナルサイト<https://weekly-g.jp>でご覧いただけます)【週刊ジョージア】

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