皮のままがポイント!大人の揚げだしナスで夏バテ防止

大人の揚げだしナス。玉ねぎのすりおろしあえ。ししとうを添えてみました
  • 大人の揚げだしナス。玉ねぎのすりおろしあえ。ししとうを添えてみました

ナスって甘いって知ってますか? 初夏のまだ暑さにさらされていないナスビを畑でかじると、ほのかな甘さを感じます。それが、九州の35度を過ぎる猛暑の日が続くと、あのナスビ独特の味が増してくるのです。

畑で太陽の直射日光を受けるナスの表面温度は40度を越します。強烈な紫外線を受けながらも、元気に成長を続けることができるのは、表面の紫色の色素が抗酸化物質のアントシアニンの一種で、紫外線の害を中和しているからなのです。

植物は動物と違って、どんなに暑くても日陰に逃げることができません。根を生やしたその場で暑さをしのぐしかないわけで、そのためにナスの場合は紫外線と闘う色素をもった…ということらしいのです。

旬の野菜は健康にもいいから人間にも、優しいんですね。私達人間も夏バテにならないように、暑さと闘う力をもったナスビを、皮ごと食べましょう!

ということで、今回は簡単で、ちょっと大人の味のナス料理を作ってみました。

とても簡単です。おいしくつくるポイントは、おいしい油で揚げること、タマネギを生でおろしたものをたっぷりと使うこと。生の野菜には酵素も含まれていますからね。それも夏を乗り切る力になります。

まず、ナスを皮のまま中指くらいの大きさに切り、植物100%ナチュラルな油(できれば菜種油がおいしい)で素揚げします。タマネギをすりおろし、醤油と酢をあわせます。それで揚げたてのナスをあえておしまい。大きめの器に「さぁ、食べよう!」という感じで盛りましょう。

夏バテで食欲が落ちていても、思わずハシがのびて、一口食べるごとに、タマネギの辛みが食欲を呼び戻してくれます。

ちなみに油も、わが百草園では菜の花を植えていて、その種を絞って油を作っています(菜種油:なたねあぶら:といいます)。新鮮な菜種油って、ナッツみたいな香りがほんのりするんです。サラダ油しか知らない人には、最初は重たく感じるかもしれません。でも、それが本来の油のコク。一度使ってみてください、くせになるはず。一面に咲き乱れる黄色の菜の花畑を思い出しながら味わう油の味は格別です!

ナスのコンポートタルトも作ってみました。これは野菜スイーツパティシエの柿沢安那さんが熊本の子供達の料理体験の時に作ったものを、大人用にアレンジして作ったものです。

ナス1本を、お水と甘夏の絞り汁、サトウキビの砂糖をとあわせて煮、コンポートにします。それを手作りタルトとカスタードクリームの上にトッピングしました。

ナスビをスイーツにしてまで食べるという感覚は、畑で生かじりする野菜の甘さを知っている農家の私にはちょっと遠いのですが、生かじりのできない都会の人に、野菜をもっと愛してもらうためにはいいですね。ここでもナスビの皮が良い味をだしていましたよ。【「オーガニック農家のごはんレシピ」シュシュ編集部×百草園】

【百草園】熊本の有機無農薬農家。旬の野菜をセットにした野菜セットが好評

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