残酷効果の匠、川村ゆきえに「絶対血をかける」宣言!

映画史上に残る壮絶アクションをポップに見せる西村監督の新境地
  • 映画史上に残る壮絶アクションをポップに見せる西村監督の新境地

昨年、圧倒的な血糊の量と大胆なスプラッター描写の『東京残酷警察』で国内外のコアな映画ファンの心を鷲掴みにした西村喜廣監督。新作『吸血少女対少女フランケン』(公開中)を引っ提げ、7月に開催された韓国・プチョン国際ファンタスティック映画祭2009に招待された模様をお届け!

本映画祭は今回で4度目となる西村監督。舞台挨拶で通訳がいないというハプニングにも、自ら観客に向かって「日本語が分かる人!」と呼びかけ、ファンの通訳で舞台挨拶を乗り切るなど、作品同様のアグレッシブさを発揮。

本作は、意外にも川村ゆきえ、乙黒えり、斎藤工という旬な三人を主役に、『STACY』(01)の友松直之監督とタッグを組んで、溢れる血をチョコレートで包んだポップなラブコメ・スプラッターに仕上がった。「スプラッターはコメディなんです」の言葉どおり、本編上映では突き抜けた血まみれ美少女バトルが展開する描写で会場を大いに沸かせた。終了後はたくさんのファン(女子率3分の1!)のサイン攻めにあい、人気振りを伺わせた。

制作の経緯について、監督は「最近、『片腕マシンガール』(07)や『東京残酷警察』の影響を受けた日本のプロデューサーからオファーが多い。でも、プロデューサーや制作会社の意向が強すぎるせいか、やはり血は駄目だとか、様々なことに縛られ過ぎて失敗してる例があるんだよね」と裏話を披露。「この作品は、予算が少なめの2千万円。内田春菊さんのマンガが原作で、グラビアアイドル主演。更に共同監督、ラブコメ。こういった制約の多い中で面白い映画が作れるかが今回のチャレンジだったけど、オレなりに面白いものが出来たと思うんですよ」と自信を覗かせた。

主演の川村ゆきえについては、「良かった! 最初から、“オレは絶対血をかける!”って宣言してたし。川村はホラー好きだったから良かったですよ。今回使った血糊は2トン。川村が血を浴びながら踊るシーンもあるしね(笑)」

斎藤工にキスを迫るヴァンパイア・川村ゆきえのキュートな魅力は、韓国の映画ファンのハートもがっちり捉えたようで、隣の席にいた20代の男性が、エンディングロールを観て「Kawamura Yukie……」とつぶやいていたのが微笑ましかった。少女フランケン化した乙黒えりの美しさも絶品、血を操るイマジネーションの豊かさが際立っていた西村監督の次回作にも要注目!【取材・文/デューイ松田】

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