小栗旬さんインタビュー「僕も、ひとりの人間です」

室町時代が舞台の映画「TAJOMARU」で、策略や裏切りなどさまざまな試練にあいながらも、愛や信念を貫こうとする男・多襄丸を演じた小栗旬さんにインタビュー。不器用ともいえるほど、ひたすらまっすぐなこのキャラクターを、小栗さんはこう分析する。

「生まれたときからある程度性格は決まっていたと思うんですよ。名家の生まれだし、次男坊というのも大きなポイントだと思うし。彼はどんなにがんばっても家督を継ぐことができない人。そうすると性格的にもサポートするタイプになるし、自分が一番になってはいけないとも知っている。そう考えると、やっぱり心根がやさしい人になっていくと思うんですよね。すべての人間に対して、愛をもってのぞんでいる人なんじゃないでしょうか」

なかでも、幼なじみの女性・阿古姫を一途に愛し続けるという部分については、少し考えさせられるところがあったようだ。

「多襄丸が育った環境としては、阿古姫という女性と幸せになるのが一番だったと思うし、それを疑わずに生き続けてきた人だと思います。けれども、人間・小栗旬としては正直、少し理解しがたいキャラクターではありしたね。なぜそこまで阿古姫を求めるかがわからないところはあったし、阿古姫を失ったとき、それでも生きつづけるのはなぜなんだと考えました。けれどもそのとき、人間はやっぱり“生”にしがみつくんだなとも思って。人間って簡単には死ねないものなんだなとも感じました」

今回は、萩原健一さんなど、ベテラン俳優とも共演。撮影現場ではどんなことを感じていたのでしょうか?

「いろんなものを吸収させてもらったのは確かです。やっぱり生きてきた時間と踏んできた場数がみせる説得力と魅力がみなさんすごくあるので。ただ、“ひとりの人間”という点では一緒だとも思う。そういう部分は対等かなと思っているから、平常心で(撮影現場に)いましたね。でもどの作品でも、役者としてがんばっている人、本当に魅力がある人でなければ現場にはいないはず。そういうこと感じるときはありますね」【雑誌「シュシュ」8月27日発売号でも、小栗旬さんインタビューを掲載】

映画「TAJOMARU」は9月19日(土)より丸の内ルーブルほかで全国ロードショー。

キーワード

関連記事

[PR] おすすめ情報