ついに映画化!NYに実在した“伝説のセックスクラブ”とは

関係者らへの綿密な取材をもとに、伝説のクラブの全貌が明らかになる
  • 関係者らへの綿密な取材をもとに、伝説のクラブの全貌が明らかになる

1977年、NYのマンハッタンに一つのナイトクラブが誕生した。わずか35ドルで誰でも最高の幸せを味わえるというその店の名は「プレイトーズ・リトリート」(プラトンの隠れ家)。そこでは、夜な夜な見知らぬ相手とのスワッピングが行われ、誰もがフリーラブを楽しんでいたという。

だが、今やその「夢のセックスクラブ」は存在しない。経営者であったラリー・レビンソンは逮捕され、80年代初頭の世界的な「エイズ・パニック」でフリーセックスというムーブメントも下火になって、閉店に追い込まれることとなったのだ。10月17日公開のドキュメンタリー映画『スワップ・スワップ 伝説のセックスクラブ』は、そんな幻のセックスクラブの栄華と盛衰を、当時の関係者や顧客への綿密な取材をもとに白日の下に描き出し、同時に当時のアメリカの文化を描き出した極めて硬派で真面目なドキュメンタリーだ。

監督のマシュー・カウフマンは、3年半の歳月をかけ、一生分の貯金を費やして、インタビューを行い、多くの客から驚くべき証言を聞き出したという。だが、いざ映画への出演を依頼すると、断られるばかりだった。また、もう一人の監督、ジョン・ハートは、この映画の主人公というべき元オーナー・ラリーを探し出した。タクシー運転手をしていたラリーに数百時間を越える取材を毎日のように行い、固い友情で結ばれたが、そのラリーも99年にこの世を去ったという。

かつてないセックスクラブの実現に夢をかけた男の生涯を描く本作は、誰も知らなかった70年代のアメリカの影の姿が映し出されている興味深い一本と言えるだろう。【トライワークス】

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