「ミシュラン」と同日発売で激突!「食べログ」初のグルメガイド本が登場

ミシュランガイドの関西版と同日発売となる「食べログ京都・大阪・神戸2010」。サイトと同じく本のカバーにもイエローを採用している
  • ミシュランガイドの関西版と同日発売となる「食べログ京都・大阪・神戸2010」。サイトと同じく本のカバーにもイエローを採用している

クチコミグルメサイト「食べログ」を運営するカカクコムが初のグルメガイド本「食べログ京都・大阪・神戸2010」(980円)を10/16(金)に発売することを発表。実はこの日はミシュランが発行する「ミシュランガイド京都・大阪2010」(2415円)の発売日。となれば、“一般ユーザー”と“プロの批評家”によるランキングのガチンコ勝負として大きな注目を集めそうだ。

「食べログ」は2005年3月にサービスを開始し、約1100万人の利用者数を誇るレストランランキングサイトの最大手だ。今回のガイド本は2009年7月までに登録、更新されたクチコミ評価を元に京都・大阪・神戸エリアの259店舗を紹介している。

その評価方法は、完全な“クチコミ”。実際にレストランを利用したユーザーの評価を元に5点満点のレーティングでランキング化。料理や店の写真もユーザーが投稿し、実際に足を運んだ人のレビューを店選びの参考にできることで人気だ。ガイド本では和食なら「焼き鳥」や「串揚げ」、西洋料理なら「フレンチ」や「スペイン料理」など24もの細かなジャンルで、各5〜15位までランキング化している。

こうなると気になるのは「食べログ」が「ミシュランガイド」の発売日に意図的にぶつけてきたのでは?ということ。ミシュランは9/1に発売日を発表しているが、カカクコムの発表は1か月後の10/1だ。広報にその質問をぶつけてみると「今年春ごろの発表で、ミシュランさんが今年の秋に発売されることを知り、弊社では10月発売を決定しました。まさか日にちまで重なるとは思っていなかったんです」とのこと。しかし「当社はクチコミのグルメサイトとして信頼を得ています。一般消費者のクチコミか、プロの評価か、どちらが参考になるか読者の方々に判断してもらえれば」と自信が伺える。

一方の「ミシュランガイド」は、今回が初の京都・大阪版の発売となる。2007年の秋から7人の日本人調査員が京都と大阪のレストランと宿泊施設を匿名で利用し、一般客と同じ立場で料理とサービスを体験して最高三つ星で評価し、レストランを紹介する。「約2年じっくり時間をかけて調査を重ね、伝統と新しさが共存する両都市の食文化の魅力をよりよく伝えるガイドブック」とコメントを発表していることからも、丁寧な調査に裏打ちされた自信のほどが伺える。

では食べログとの同日発売についてどう考えているのかを同社広報に聞いてみると、「他社の発行物に関してはコメントできない」とのこと。ただし自社のガイド本については「社員が匿名により“一般の読者の立場”で店を訪れていることで、東京版も含めこれまで信頼を得てきています」と強調。アプローチは異なるが、どちらも“読者目線のランキング”であることは間違いないようだ。

“プロ”と“一般ユーザー”どちらの評価を選ぶのか、はたまた同じ店の評価の違いを楽しむのか。使い方はいろいろだが、販売部数はどちらに軍配が上がるのか、今後の動向が楽しみだ。【東京ウォーカー】

キーワード

関連記事

[PR] おすすめ情報