少ない材料でパパッとできる、カンタン絶品おつまみ♪【作ってみた】

『飲めるおつまみ ウマつま』(サルボ恭子/朝日新聞出版)
  • 『飲めるおつまみ ウマつま』(サルボ恭子/朝日新聞出版)

 寒い季節は気のあう仲間と、家飲みが定番という方も多いだろう。暖かい部屋でくつろぎながらおいしいお酒とおつまみを楽しみ、他愛のない話で盛り上がる時間は至福のときともいえる。しかし、お酒にあうおつまみを作るとなると面倒で、スーパーのお惣菜やスナック菓子に頼りがちになるのも事実。理想は簡単でおいしく、おしゃれなおつまみを何品か用意することなのだが…。

『飲めるおつまみ ウマつま』(サルボ恭子/朝日新聞出版)は、次回の家飲みに備えてぜひ読んでほしい1冊である。いつも冷蔵庫にある食材や、すぐ手に入る食材を使ったおつまみレシピを紹介してくれているのだが、最大の魅力はたった3工程で作れることだろう。みんなに「これどうやって作ったの?」と聞かれること間違いなしの「クイックおつまみ」をさっそく作ってみることにした。

■1、調味料はただひとつ! 「ゆで里いもの粒マスタードがらめ」

 まず最初に作ったのは、「ゆで里いもの粒マスタードがらめ」。里いもの皮をむき、水から茹でていく。柔らかくなったらざるに上げ、ボウルの中で粒マスタードとからめたら完成だ。里いもに粘りがあるため、粒マスタードとよくからむ。こんなにシンプルで良いのか? 他の調味料は必要ないのか? と思っていたが、そんな心配はまったく要らなかった。

 里いもをほおばると、素材の甘みが口の中にやさしく広がる。粒マスタードに入っている醸造酢のまろやかな酸味と相性が良く、粒のプチプチ感も楽しい。たったひとつの調味料でこんなにおいしくなるのは驚きだ。だからこそ、レシピ通りの分量をきちんと守ることが大切なのである。

■2、変化する味わいが楽しい「焼きかまぼこのミントしょうがのせ」

 2品目は、「焼きかまぼこのミントしょうがのせ」。作り方は、白かまぼこの上にオリーブオイルを塗り、オーブントースターで焼き目がつくまで焼く。焼けたら1cm幅にカットし、ミントと擦りおろしたしょうがを合わせたものを上に乗せ、塩をふったらできあがり。

 焼き色がつきふっくらしたかまぼこは香ばしく、ミントとしょうがを飾ると美しい彩りに。おもてなし感のある上品な1品が、こんなに簡単に作れるのはうれしい。また食べると口の中がしょうがの辛みとミントの爽快感でいっぱいになるのだが、噛むたびに味わいが変化するのだ。ピリッとしたり、スーッとしたり面白いのである。爽やかなこのおつまみにはフルーティーな白ワインを合わせるのはどうだろうか。フレンチを味わうようなおしゃれな気分になれそうだ。

■3、甘みと辛みが絶妙! 「スライスねぎのオイスターソースがけ」

 3品目は、「スライスねぎのオイスターソースがけ」。実際に友人と家飲みをしたときに試してみた。作り方は、長ねぎを2~3cm幅の斜め切りにし、器に盛ったあとオイスターソースをかけるだけ。ここでオイスターソースが登場するのはとても斬新に思えるが、お酒にあう1品となる。

 濃厚なオイスターソースの甘みとねぎの辛みがマッチし、ビールとの相性が非常に良い。もし、ねぎの辛みが苦手な場合は、作るときにねぎにサッと湯をかけて辛みをとっても良いだろう。ソースが良くからんだねぎを味わっていると、炒めたひき肉や中華麺を合わせてもおいしそうだと話が盛り上がった。これはアレンジが楽しめるおつまみなのかもしれない。

 本書に掲載されているおつまみは、全部で100種類。どのおつまみも素材そのものの味が活かされており、シンプルなのが特徴だ。またページをめくりながら、使用されている調味料や薬味をチェックすると「エッ!」と驚いたり、「なるほど」と頷いたりすることになるだろう。これが「ウマつま」なのだ。

 そして家飲みの際に忘れてはならないのが缶詰の存在。ページの最後には、おすすめの缶詰が紹介されている。缶を開ければすぐに食べられる缶詰は、最初のおつまみとしても最適だ。同時に見た目も味もワンランクアップさせるためのヒントにも注目してほしい。

 もう冷蔵庫を開けて何を作ろうかとあわてることもないだろう。そこにある食材はきちんと「ウマつま」に変身してくれるのだから。次回の家飲みでは目新しいおつまみをテーブルに並べて、みんなに「ウマッ!」といわせてみようではないか。

文=くみこ

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