女性の後押しで異例の映倫通過を果たした“出産映画”とは?

妻の妊娠がなければできなかったかもしれない、“授かりもの”の映画
  • 妻の妊娠がなければできなかったかもしれない、“授かりもの”の映画

映画の醍醐味といえば、普段あまり見る事のできない世界や出来事を、スクリーンを通して追体験できることにある。10月10日より公開中の『無防備』は、PFF出身の気鋭・市井昌秀監督が“出産”という日常生活においてなかなか目にすることのない出来事に着目し、「本物の出産シーン」を撮り上げた作品として注目を集めている。

本作は、市井監督の妻・早苗さんが妊娠した事をきっかけに、実際の出産シーンを核にした物語を作ろうというコンセプトのもと製作された意欲作。その力強いタッチは海外でも評判を呼び、第13回釜山国際映画祭のコンペティション部門では、見事グランプリを受賞した。

しかし、いかに海外での評価が高いとはいえ、本物の出産シーンを撮影した映画が映倫を通ったのは国内では異例の出来事。その理由について、配給元に問い合わせてみたところ「本作は、女性審査員のみなさまから温かく受け入れられ“猥褻な描写があるわけでもないし、一般映画指定にして広く観てもらうべきだ”との応援もいただきました。また時代に合わせて、映倫の審査基準も柔軟になっていく必要があると考え、本作のノーカット上映を決断しました」とのコメントも。

また、歌手、女優としても活躍中するhitomiの妊婦ヌード写真集が話題になるなど、国内で「妊娠する女性は美しい」という風潮が広まりつつあることも、本作が一般公開されることの一要因と言えるのではないだろうか。この機会に、“出産”という神秘的な出来事を大画面で追体験してみてはいかがだろう。【トライワークス】

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