特別なクリスマスプレゼントに素敵な一冊を! “Xmas”を彩る5冊の本

『サンタへの手紙:DEAR SANTA』(メアリー・ハレル=セスニアック:著、カヒミ・カリィ:訳/クロニクルブックスジャパン)
  • 『サンタへの手紙:DEAR SANTA』(メアリー・ハレル=セスニアック:著、カヒミ・カリィ:訳/クロニクルブックスジャパン)

 街はすでにクリスマスムード一色。サンタさんからのプレゼントを心待ちに待っている子どもたち。家族や友人、大切な人たちと一緒に過ごすひと時を楽しみに、街を歩く大人たち。そんな幸せなひと時と同じくらい年齢関係なく楽しみなのは、もちろん“クリスマスプレゼント”だろう。あげて嬉しい、もらって嬉しい「クリスマスプレゼント」にピッタリの5冊を紹介しよう。

■世界中の子どもたちからサンタさんへ 希望と夢がつまった手紙

 子どもの頃にサンタさんに向けて、自分の欲しいものを書いた手紙を送ったことがある人も多いはず。ワクワクしながら欲しいものを書いたその手紙には、夢がいっぱい詰め込まれている。そんな純粋で真っ直ぐな気持ちがつまったサンタさんへのお手紙が集められ、一冊の本になったのが『サンタへの手紙:DEAR SANTA』(メアリー・ハレル=セスニアック:著、カヒミ・カリィ:訳/クロニクルブックスジャパン)だ。

 1870年から1920年にかけて、新聞社に集められた子供たちからのサンタさんへのお手紙。まだ幼い子どもが書いているため、作家のように凝った文章が書かれているわけではない。素朴で、なんとも愛らしくてユーモアあふれる内容に思わずクスっと笑えてくる。そして、家族に対する愛情あふれる文章や、サンタさんに対する子どもながらの気遣いに大人は涙せずにはいられないだろう。

 また、手紙によって当時の時代背景が見えるのも面白いところ。この1870年から1920年は、南米戦争が終わり再建に向かっている時代。エジソンの蓄音機や、グラハム・ベルの電話が誕生したのもこの時代に起こった出来事だ。この激動の時代で、子どもたちは何を欲しがったのか。装丁もギフト感あふれるオシャレなものになっているので、まさしくプレゼントにピッタリだ。

■聖なる夜に心が温かくなる、おばあちゃんと少年の物語

 「ことしから いいこと100こしないと クリスマスプレゼントがもらえません サンタより」と、突然サンタさんからの手紙が世界中の子どもたちに配られた。街中は、サンタさんからプレゼントをもらおうと、いいことをしようとする子どもたちであふれる。主人公・かんたろうもいいことをしようと頑張るが、おばあちゃんだけはどうしても喜ばず…。

 『サンタパスポート』(サンマーク出版)の著者はベストセラー『ママがおばけになっちゃった』の作者・のぶみ。クリスマスには必然とプレゼントが届くと考えている子どもたちに、「いいこと100こ」という試練を与えるのは中々に厳しいものだが、そこには大切なメッセージが含まれている。

 おばあちゃんはなぜ喜ばないのか。かんくろうは果たしてプレゼントをもらえるのか。今までにない新しいクリスマスの物語になっている。

■ディズニープリンセスたちが素敵な魔法の世界をプレゼント!

 いくつになっても乙女心をくすぐるキュートなディズニープリンセスたちが、大人も子供も楽しめるポップアップ絵本『ディズニープリンセス マジカルポップアップ』(マシュー・ラインハート:著、ささやまゆうこ:訳/大日本絵画)になって登場した。5つの見開きに27のポップアップがあり、あの名場面が絵本から飛び出して素敵な魔法の世界へと誘ってくれる。

 いじわるなお妃さまに窮屈な毎日を強いられても、いつも笑顔で過ごす「白雪姫」を始め、ラプンツェル、アリエル、オーロラ姫、シンデレラなど11人のプリンセスたちが登場。細かいところまで工夫されているので、一つひとつの仕掛けを見逃さないようにしよう。

■大人たちに贈る6つのクリスマスの奇跡

 枕元にサンタさんがくる時代を終えてしまった大人たち。しかし、サンタさんが来なくても、大人にとってもクリスマスは特別なもの。そして、クリスマスには様々な奇跡が起こる。そんな奇跡を、朝井リョウ、あさのあつこ、伊坂幸太郎、恩田陸、白河三兎、三浦しをんの人気作家6人が紡いだ『X’mas Stories:一年でいちばん奇跡が起きる日』(新潮社)。

 作家たちによって作風も異なり、同じクリスマスの物語でも全く別のものになっているのが面白いところ。自分がこの世に誕生した日を意識し続けるOL、イブに何の期待も抱いていない司法浪人生、そして、華やいだ東京の街にタイムスリップしてしまった武士。様々な主人公が送る物語が、クリスマスをもっと特別な1日にしてくれるはずだ。

■サンタさんから「リーダーシップ」を学べ!? 最高のリーダーになる秘訣

 「クリスマスにまで仕事のことなんて考えていられるか!」と思うだろうが、働く大人にとって『「最高のリーダー」の秘訣はサンタに学べ』(エリック・ハーヴェイ:著、フリン美穂:訳/文響社)は最高のプレゼントになるだろう。サンタさんと有名企業のトップで働くリーダー。全く無関係のように見えて、意外な共通点があるのだ。

 それは部下から「こんな上司と働きたい!」と思われる努力をしているということ。サンタさんは、エルフやトナカイがいなければ街にプレゼントを届けることはできない。そして、どんなに優れた能力をもつリーダーがいたとしても、部下がいなければ成しえないことがある。いかにしてトナカイやエルフ(部下)を動かし、そして子どもたち(顧客)を喜ばせるか。ここには素敵な上司になるための30のメソッドが詰め込まれている。

 贈りたい、もらいたいと思った一冊はあっただろうか。特別な日にもらったプレゼントはその人にとっても特別なものになる。クリスマスまであと少し。心を込めて選んだクリスマスプレゼントは、贈った相手から笑顔がもらえるはずだ。

キーワード

[PR] おすすめ情報