フジテレビ亀山P、ハリウッド式撮影にこぎ着けるまで

亀山千広プロデューサー(右)とチェリン・グラック監督
  • 亀山千広プロデューサー(右)とチェリン・グラック監督

フジテレビのドラマや映画を多く手がけてきた亀山千広プロデューサーによる新作『サイドウェイズ』(10月31日公開)の記者会見が10月1日に東京・有楽町の外国特派員記者クラブで開かれ、チェリン・グラック監督とともに登壇した。

リメイクにあたり、亀山は「ハリウッドのメジャー作品をリメイクするので、弁護士が3〜4人出てきて、こぎつけるのには4〜5年はかかるのかと思っていたが、意外とクリエイトの話がすんなり決まった」と話した。

その流れで、オール海外ロケ・9割が海外スタッフという体制で進められ、本作の特筆すべき点にもなっている。「(ハリウッドとともに製作するという)この流れは消したくない」と今後の意気込みも垣間見える。

この撮影体制は、日本から離れたアメリカが舞台の映画であることから、「キャストには海外で“心細さ”を感じてもらえるので、セミドキュメンタリーにもなる」と含まれた意図も明らかにした。

本作は、第77回アカデミー賞主要5部門ノミネート(脚色賞受賞)の映画『サイドウェイ』(04)のリメイク。もちろんテイストはオリジナルとは異なり、出演の小日向文世と生瀬勝久の軽妙な言い合いが微笑ましい。

キャスティングに関しては、「主演の2人(小日向、生瀬)に関しては、英語が喋れることでもなく、アメリカ事情に詳しいことでもなく、まずは“見た目が情けない”こと(会場笑)。そしてコメディができ、舞台で活躍していることですね」と起用理由を説明。「菊地凛子に関しては、(配給の)FOXに受けがよいだろうと。鈴木京香に関しては、ワインバーで口説きました」とプロデューサーとしての裏の働きを語ってくれた。

洋画の勢いが弱まり、邦画が目立ってきた昨今、新たな製作方法で映画の将来が広がることは大いに歓迎だ。もちろん、方法だけではなく、中身も伴わなければ意味がない。その肝心の結果は、実際に映画館で確かめてみよう。【Movie Walker/堀田正幸】

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