佐藤可士和氏、創作のカギは予備校時代に!? “劇的3時間SHOW”開催中

左が佐藤可士和氏、右が水口哲也氏
  • 左が佐藤可士和氏、右が水口哲也氏

9/30〜10/28(火)までの間、六本木、幕張、秋葉原を中心に開催されている「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」(愛称:コ・フェスタ)。その一環として、10/15(水)まで「劇的3時間SHOW」がスパイラルホール(東京都渋谷区)で開催されている。同イベントは、日本のコンテンツ業界のトップクリエーター・プロデューサー10人が3時間ぶっ通しで行うトークイベント。初日となる10/6は、コ・フェスタのアートディレクションを手がける佐藤可士和氏がホストとして登場した。

日本を代表するトップクリエーターの生の声が聞けるとあって、400名が入る会場は満席。立ち見客がでるほどの盛況ぶりだ。トークショーは2部構成。1部は佐藤氏が自身のHPを操作しながらこれまで手がけた仕事の裏話を披露し、来場者の質問に答えるというもの。ユニクロNY店のクリエイティブディレクションを依頼された経緯や、アイコンにカタカナを用いた理由など、なかなか知ることのできないリアルな話に、耳を傾ける聴衆は真剣そのもの。あらゆるメディアで紹介されている佐藤氏だが、“アートディレクターを目指すきっかけは予備校の石膏デッサンで、3時間を30分に感じるほど夢中になれたこと”という話は初めて知る内容だった。

15分の休憩をはさみ、第2部はサプライズゲストとしてゲームクリエーターの水口哲也氏が登場。クリエイティブな仕事を始めたきっかけや、セガ・エンタープライゼスに入社後手がけた作品で、歌手のマイケル・ジャクソンを登場させた経緯などを、独自の語り口で淡々と語った。

同じ1965年生まれで、大学進学のため2浪しているなど共通点も多い2人。幼少・青年時代の自分を取り巻く環境や影響を受けた映画の話など、同世代ならではのトークも新鮮だった。

来場した学生は「質問の受け答えを含めて、2人がぜんぜん違うタイプであることが印象的。でも、2人とも超一流のクリエーターだけあって、それぞれ説得力があっておもしろかった」と語った。盛り上がったトークショーは、両氏が「これからいいところなのに」と言うほど宴もたけなわのころ終了。予定時刻を30分オーバーしていた。

“浪人時代の不安な心境や、博報堂に入社して感じた理想とのギャップ”。会場にいる誰もが、時代の寵児・佐藤氏からそんな話がでるとは思っていなかったのではないか。近寄りがたいほどの個性派が多いクリエーター界にあって、拍子抜けするほど自然体。ますます興味をかきたてられる3時間だった。

10/8以降も松任谷正隆氏やリリー・フランキー氏など、さまざまな“コンテンツのプロ”が登場予定。憧れの人たちのクリエイティブな、そしてプロフェッショナルな感性に直接触れられるイベントに参加しない手はないだろう。

〜10/15(水)。18:30〜21:30。入場無料。予約制(当日券あり)。出演者の詳細はホームページ(http://www.geki3.jp/top.html)にて。【東京ウォーカー/荒木紳輔】

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