モンスターボックス引退の池谷直樹、年収1000万から300万に激減!

池谷直樹
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スポーツバラエティ番組で「モンスターボックス」と呼ばれる巨大跳び箱に挑戦し有名になった池谷直樹だが、昨年引退を表明。そんな彼がWEBマガジン「週刊ジョージア」の「ほろ苦インタビュー」に出演。現在の状況を語った!!

社長になり年収激減!?

――昨年の「最強スポーツ男子頂上決戦」で、20段が跳べなかったということで引退を。

まあ、年齢もありますからね。そろそろ、若手に道を譲らないと。

それに、僕は今「サムライ・ロック・オーケストラ」(以下、サムライ)という会社を経営していて。

「マッスルミュージカル」など、筋肉を使ったパフォーマンス公演の主宰・総合演出をしているんです。

少しずつ、そっちに主軸を移しているというのも理由ですね。

――社長業を?すると、正直なところ「スポ男」で頑張らなくても、もうかるようになったから引退とか…。

いやいや!全然ですよ!!

借金して会社を立ち上げたんですが、本当にもうかりません(笑)。

出演者へのギャラとか、場所代、移動代などを払って…僕個人の手元に残るのは少しだけ。

タレントとして仕事をたくさんしていたときは年収1000万くらいだったんですが、今はその3分の1…300万くらいですよ。

しかも、ほとんど休みなしで働いているから時給200円とかかな(笑)。

――えっ、では、タレントだけやっていた方が良かったのでは…なぜ、経営を?

元々「マッスルミュージカル」は違う人が主宰していて、僕は出演者の1人だったんです。

2001年にスタート。2007年には渋谷に常設会場もでき、年間約300公演、ほぼ毎日やってもお客さんが入るくらいの人気公演で。

ショービジネスの本場、ラスベガスでもやったりしました。

――すごいですね。

僕はメイン演目のひとつである跳び箱を跳んでいたんですが、途中から座長になり。

制作サイドと話し合ったり、演出の手伝いをしたりもしていて、

「このまま続くなら、いつかは総合演出とか、制作側の仕事もせなアカンのかな」

と考えていたんですよ。

でも…公演自体が2011年の震災をきっかけにストップして。

復活の見込みがなかったんです。

――震災の影響がそんなところにも…。

僕は、きっかけはテレビでしたが、定期的に「マッスルミュージカル」に出演させてもらうことで、食べていくことができました。

だから、本当に感謝していたんです。

また僕以外にも元スポーツ選手がたくさん出演し、活躍の場となっていました。

でも、その人たちの働く場所がなくなってしまったんです。

だったら、「自分で作るしかないな…」と。

初公演で“悪い大人”にダマされ借金…

――そんな理由があったんですね。

でも、大変でしたよ。

色々な手続きに時間がかかり、正式に「マッスルミュージカル」の名前を継いだのは2016年なんですが。

震災の翌年、2012年には僕が主宰の公演を行っていたんです。

その最初の公演で、「お金を出す」と言ってくれた人にダマされ、追加で借金ですよ…(笑)。

――ダマされた?

約束では、その人がお金を出して、制作はうちの会社が行うことになっていたんです。

だけど始まってみると、お金が不足していると。

どうやら、その人も自分のお金ではなく「池谷直樹がこんなことをやるから、みなさん制作費を提供してください」と、集めていたようなんですね。

そして、そのお金の一部を、こちらに回さず自分の会社に入れていたみたいで…。

――そんなことが…。

本当なら10都市公演のハズだったんですが、九州に行くにはお金がないと。

だから、九州公演はチケットも売ってしまっていたのに中止ですよ。

結局は1000万円くらい赤字になり、僕が自腹を切ったり、借金したり…スタートから“苦い”経験を味わいました。

――大変でしたね…。

だけど、最悪は自己破産すればいいかなって(笑)。

――ええっ!

それくらいの“覚悟”ということですけどね。

僕は…体操選手としてはオリンピックに出場できなかった。

銀メダリストであるアニキ・池谷幸雄にコンプレックスもありました…というか、今でもあるんです。

でも、偶然が重なりこういう形で食べていけるようになった。

一方で、日本代表クラスになっても、引退後はそれを仕事に繋げられないという人もたくさん見ていて。

だから、そういったアスリートのセカンドキャリアの場として「サムライ」が機能するようにしたいんです。

パフォーマーとして出るだけじゃなく、社員として働いてもらうことも含めて。

――そういった方も?

ええ。出演しながら、営業をやっている人間もいます。

だから…立ち上げのときに8000万くらい借金して、それを返しつつなんとかやっていますが、続けられればいいんですよ。

ダマされたって、失敗をしたって、継続していれば“簡単に跳び越えられる”ときが来ると思っていますから。

(※この記事は「週刊ジョージア」からの抜粋です。モンスターボックス挑戦時の秘話など全文はオリジナルサイト<https://weekly-g.jp>でご覧いただけます)【週刊ジョージア】

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池谷直樹(スポーツタレント)(いけたに・なおき)●1973年生まれ、大阪府出身。体操選手として活躍後、タレントに。現在は自身の立ち上げた会社「サムライ・ロック・オーケストラ」の代表取締役社長も務める。

取材/野村博史(DUAL CRUISE) 撮影/柳下敏久

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