友達同士でも同じじゃない。女の結婚の価値観

専業主婦になりたい?「就職に失敗した友達はみんな今、専業主婦になって子供が二人ぐらいいます。でもすごく質素に暮していますよ」と答えてくれたのは33歳の編集者Iさん。大学時代の10人の仲良しのうち、8人までがすでに結婚して専業主婦に。結婚していない2人は「やりたい仕事についた2人なんですよ」

ほかの人はみなシューカツに失敗。希望じゃない会社に勤めながら、みなさっさと相手を見つけて30歳前に結婚。東京郊外にマンションや家を買い、ブランドものとかまったく縁のない質素な主婦生活を送っているとか。「たまに会うと『また新しい服買って…』ってあきれられちゃうんです。会社には捨てるほどある化粧品の試供品なんかあげると、めちゃくちゃ感謝される」

でも幸せそうな彼女たち。夫の年収は平均400万円以下だそうです。35歳の人、一万人を調査して、平均世帯年収が400万円という結果がありますから、その数字は平均的です。「でも会社ではみんな結婚相手の年収は800万円ないと生活できないよね。23区内にすめないじゃんとか…そういう世界にいるから結婚できないのかなぁ。たまに結婚した同級生と会うと、本当に自分はこれでいいのか考えちゃうんですよ」。彼女たちには夫と子供があり、Iさんには好きな仕事がある。

同じ道を歩いてきたはずの大学の同級生でも、まったく結婚へのスタンスは違います。好きな仕事についたIさんと、シューカツに失敗した友達…どちらが結婚に対してハングリーかといえば、絶対に後者。やはり「どれだけ結婚に対してハングリーか」は大きな違い。社会学者・山田昌弘さんの本に「父親の年収が、若者平均の2倍以上」の女性の結婚している率は約4割、「父親の年収が、若者平均の半分以下」の女性の結婚率は約9割とありました。やっぱり「結婚の必要性」のある女性から結婚していくのです。さらに不況の今は「相手の多くを求めすぎない」人から結婚していくのでしょう。

Iさんの女性上司はバツイチのアラフォー。最近フリーの仕事につく年下君と再婚して子供もできた。夫がほとんど専業主夫になって、子育てを担当し、彼女が一家の大黒柱として思う存分仕事をしているとか。誰もがそのときどきで、自分の目の前のことに真剣に向かい合い、最良の選択をする…そのひとつに“結婚”もあるのだと思います。【雑誌シュシュで「アラサーの婚活」好評連載中/白河桃子】

 

白河桃子:事情と結婚についてさまざまな媒体で執筆。近著は「あなたの娘や息子が結婚できない10の理由」(PHPエディターズ)
※注釈のないアンケートデータはシュシュ編集部調べです

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