「ブームではなくカルチャー」大人気“森ガール”の起源は90年代?

「spoon.」12月号では、“真冬の森ガール”を特集!
  • 「spoon.」12月号では、“真冬の森ガール”を特集!

最近、“森ガール”という言葉が注目を集めている。宝島社から10/10に「森ガール」というムック本が、10/28にはアスキー・メディアワークスから「森ガールpapier* vol.1」が発売されるなど、関連書籍や雑誌も続々発売中。人気に火がついた“森ガール”とは?

「もともとは、mixiのコミュニティから派生した言葉なんです」。そう話すのは、雑誌「spoon.」の編集を担当する安西さん。「コミュニティでは、いろんな方が好きなものをあげたり、すごく情報交換が活発だったんですね。それを1冊の本としてまとめることができるのではないかなと思って」と話す通り、2月に初の森ガール特集となる別冊spoon.「森ガールA to Z」を発行したところ、大反響を呼んだ。

気になる森ガールとは、実は「ファッションの1ジャンルではなくライフスタイルや趣味などの内面性も含めた言葉」(安西さん)。現在約3万7000人が参加するmixi内の「*森ガール*」のコミュニティには“森ガール”らしい項目も記載されており、例えば“ゆるい感じのワンピースがすき”“ニットやファーで、もこもこした帽子がすき”“重ね着すき”などのファッションの項目のほか、“カメラ片手に散歩をするのがすき”“本屋さんでかわいい本を見つけるとうれしい”などの項目も。また、“友達に『森にいそうだね』と言われた事がある”という項目もあり、これが“森ガール”の名前の由来のようだ。

そのファッション性も人気の1つだ。伊勢丹新宿店では、9/30〜10/13まで「森ガールatイセタン」を開催。人気のブランド「fur fur」や「カロリナグレイサー」、「花とギター」などが出店。初日は伊勢丹限定のアイテムを求め、多くの人が来店した。

森ガール人気について、伊勢丹第一営業部・寺澤さんは「赤文字系の雑誌に載るような、他人目線の“モテ服”の人気が衰退し、自分らしさを表現したり心地よさを追求する、ゆるくてふんわりした女の子への憧れが注目されてきたように思います。また、昨今の世情から、癒しや優しい雰囲気、ぬくもり、クラフト感が求められるようになってきたのでは」と分析する。

昨今のブームとしてもてはやされているように見える森ガールだが、一方で、実はずっと継続している女子のライフスタイルでもあるよう。安西さんは「森ガールは、実は90年代にブームを起こした“オリーブ少女”に通じるところがあると思います」と話す。

「今の森ガールは、雑誌『オリーブ』を読んできた世代ばかりではないと思いますが、“森ガール”という言葉が生まれる前から、ガーリーなものを好んでいた人たちばかり。森ガールは一時的なブームではなく、ギャルやストリート系が台頭していた時代の中でひっそりと継続していた、文化系女子のカルチャーだと思っています」(安西さん)。

オリーブ少女が影をひそめた中で、ひそかに生き続けてきたカルチャーから誕生した、新星“森ガール”。不景気の中で、“自分らしく、女の子らしく毎日を楽しむ”柔らかな理想像が、多くの人の心をつかんだのかも。【東京ウォーカー】

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